僕僕先生

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1041
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103030515

感想・レビュー・書評

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  • 仙人である僕僕に弟子入りした弁。元来ぐうたらの弁は、僕僕とともに広い世界を目にすることで、少しずつ変わっていくー僕僕先生は結構カワイイ女性の姿をしている。弁は少しずつ惹かれるようになったが、最後わけあって離ればなれになった2人。弁は先生の後を次いで人々の病気を治しながら時を待つ。僕僕に再会できる、その時を。

  • なんというか萌えキャラにしようとして失敗している感が否めない。

  • 新潮百選の紹介文に、デレない辛辣美少女とあったが私は‘偽りあり‘と思った。

    デレデレの上イチャイチャだった。私が読んだ本の中では断トツのイチャイチャぶりだった。

    そこが気に入ったけど。

    狼と香辛料の中国版といったようなイメージ(似てるとかパクリとかいう意味でなく)。

  • 中華ファンタジーです。内容は、はらはらドキドキとかは無く、ストーリー展開も単調なので、通勤電車の時間つぶしに読むぐらいのものかな。畠中恵とか好きな人は好きな雰囲気かも。
    個人的に中華系のお話は登場人物の名前を覚えるのと、国と国との関係を覚えるのが苦手で敬遠してたんですが、この本は補足程度に歴史が入ってるだけだし、文章も読みやすいので、そっち系の知識にちょっとでも親しむために引き続き読んでみようと思います。

  • 本屋さんで見かけて表紙にすごく惹かれたんだけど、どうしようかなぁと結局見過ごすこと2回、先月やはりほしくなって買ってしまった1冊。

    「辛辣な美女仙人と弱気なニート青年」と帯にあるとおりの彼ら、特に王弁くんが何ともいいキャラ。
    現実に隣にいられたらお尻を叩きたくなっちゃうかもしれないけど、ほのぼのとした感じがいいよね。途中の頑張りもすっごく気に入った。

    最後がもうちょっと・・・かなと思ったけど、いい読後感だった。
    第18回日本ファンタジーノベル大賞受賞

  • 舞台は中国唐代。元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。ある日地元の黄土山へ出かけた王弁は、ひとりの美少女と出会う。自らを僕僕と名乗るその少女、実は何千何万年も生き続ける仙人で・・・不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾!「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。

  • 僕僕先生   最 高 !!!!

    キュートだけど、辛辣な美少女仙人とニート青年の旅。

    面白いです。
    師弟ものに弱いです。

    最初、王弁はほんニートでのんびりやなんだけど、最後は医者にまでなって・・・。

    離れ離れになって、最後僕僕がやってきたところで、感動して号泣してしまいました!

  •  なんかのんきな話。働く意欲のない若者がなぜか仙人に気に入られる。よくや邪心がないという事でしょうか。のんきだからでしょうか。そして二人でのんきに旅をする。何瀬ひとりは仙人だから、なんの努力もなくてもピンチを逃れることができる。結構なことだ。
     気楽に暮らしたくなる本。

  • 絵柄が可愛くて、ずっと気になっていた僕僕先生。

    中国唐の時代、美少女仙人・僕僕とニート青年・王弁の旅。
    たくさんの仙人に会ったり、吉良(馬)と心を通わせたり、
    混沌に飲み込まれたり、と。
    たくさんの経験をして、ちょっと変わった王弁。
    でも、一番強いのは僕僕への想い(恋心?)
    悶々としてる王弁がちょっと可愛かったです。

    あと、仙人の力と人の力の対立、というか対比?
    人は、道具を使い不思議の力には頼らないようになり
    そういう存在が世界から追い出されていく。

  • ほんわかした気分に
    どっぷり 浸かりたい時には
    このシリーズを
    どうぞ

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著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2022年 『モノノ怪 執』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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