さびしい女神: 僕僕先生

著者 :
  • 新潮社
4.00
  • (63)
  • (122)
  • (57)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 539
感想 : 96
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103030546

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 4巻では、旱魃の女神に出会います。僕僕と女神の間で走り回る王弁の頑張りは報われるのでしょうか。
    雰囲気は緊迫の一途ですが、シリーズの中で一番好きかも。

  • 前回のまったり感が何ともでしたが。
    今回は面白かったー。
    しかし、順番通りに読んでないので(笑)
    新たな登場人物がちんぷんかんぷんでしたが。
    それでも読めるかな。

    王弁ちゃんがちょっと成長してました(笑)

  • 泣きそうになった。
    電車の中じゃなかったら泣いてたな。

    ああいうのに弱いのだ。私は・・・

  • 王弁が大活躍!僕僕は今回ちょっと影が薄かった。恐ろしい滅びの力を持つ女神を王弁は救えるのか。おっかない神様たちに心を開かせてしまう王弁、なかなかやるね!

  • 王弁大活躍の巻。今回、僕僕先生の影が薄かったですが、その分ほかの登場人物が生き生きと行動していて楽しかったです。でも序盤の僕僕先生が言った発言には、どこの女王様だよ!と心の中で突っ込みました。それと分かりやすすぎるツンデレ蚕嬢が可愛かったです。

  • 苗族の国を襲う謎の旱魃。どうやら原因は、峰で出会ったちょっと変わり者の女神らしい。彼女のさびしさを癒せれば、この災いも解決する? なぜか引き止める僕僕先生を振り切って、解決策を探る王弁くん。彼が見るのは神仙が争う太古の幻、そして……。シリーズ第四弾は時空を超えるメガ・スケール、さらに感動度アップの最高傑作!

    • yumiさん
      王弁が頑張りました!物語は時を隔ててとっても壮大です。
      そして読み終えて感じたことは、
      色々なことを考え乗り越えようとする気持ちが人を強...
      王弁が頑張りました!物語は時を隔ててとっても壮大です。
      そして読み終えて感じたことは、
      色々なことを考え乗り越えようとする気持ちが人を強く大きく成長させる。ただなんとなく過ごす日々に反省…。
      2011/04/18
  • さびしい女神10の要素
     ・今回は長編。
     ・旱魃におそわれた地。
     ・蚕嬢の過去。
     ・なぜか腰が重い僕僕。
     ・封じられていた女神。
     ・古の神々の戦。
     ・女神の哀しみ。
     ・女神を救いたい王弁クン。
     ・立派になったネ王弁クン。
     ・僕僕の正体は?

    (2011年04月15日読了)

  • 毎回 のめり込んでしまう…
    神様だからっていい事ばかりではないし 不老不死もいいのか…
    僕僕が王弁を仙人にしたくないのも愛情からなのかも。
    この先 王弁が僕僕の全てを受け入れる事ができるのか…
    次が早く読みたい〜

    それにしても王弁は鈍感すぎる。ばつ可哀想だった…

  • 王弁と僕僕の長旅がこの巻で意味をなす。彼ら出会った人や仙人たちは、無意味出会いではなかった。

    仙人の僕僕は経験則や人脈を駆使して、今回の騒動を収束させようとしたけど、王弁のような勢いが時として必要な時もある。

    日照りの女神、魃の気持ちはいたいほどわかる。村人たちの気持ちもわかる。でも、お互いに自分の気持ちを押し付けあっても解決の道は遠い。 王弁は足りないものもあるけど、一途な気持ちが神までも動かした。 長い道のりだったけど、面白かった。

  • 人間の争いと神サマの争い。それがリンクして、間に挟まれた王弁くん、またまたもみくちゃ。笑。
    でもなんか、今回はすんごい自分の意思でずんずん進んで行ったなー。

    でもね、なんか、神サマとか、次元が違いすぎてあんまり入り込めなかった。ま、そもそも僕僕先生は仙人なんだけどさ。

    (以下は本文より抜粋。)
    p.17 身一つで天地を渡り歩いていれば全てを見聞きした気分になるけど、それはおこがましい考えというものだ。
    ●うん、確かに。私はコレをいっつも忘れちゃう。片側だけを見ただけで裏側も中身も全部知った風になる。だから、違う面を目にした時にうろたえたり、戸惑ったりしちゃうんだよね。

    p.19 キミもその便利な仙人になれればいいのにな。
    ●ほら、こーゆーとこ、僕僕先生は人間ぽくない?だから、近く感じるんだよね。

    p.159 旅人の特権が一つある。見たいものだけを見ればいい。旅人はよそ者なのだから、誰かの苦悩を背負う必要もない。そして、誰もそんな旅人を責めることはできないのだ。
    苗の国の災難も、言ってみれば他人のことなのだ。いずれは旅の思い出の、ごく一部分となって記憶の海にまぎれていくことだろう。それでいいではないか。もしかしたら、先生が何とかしてくれるかもしれない。我らは手を尽くした。それで十分だ。
    ●試されてる、気分になるね。言われてみれば、私はずっと「旅人」の立ち位置だったんだな。本当は旅人じゃないから、責められないなんて事はなかったんだろうけど。それすら、見てこなかった。
    それで、今も、旅に出たいと思うのは、心のどこかでコレを望んでるからなのかも。
    誰も傷つけたくないし、傷つきたくないし、傷つくところすら見たくない。…はぁ。

    p.213 ちなみに言っておくが、わしはお前ら二人に呪いをかけたこともなければ、お前らが逃げたことを怒ってもおらんわ。
    わしをここに封じたのは確かに古の神じゃが、お前らがここから逃げ出した時に虫や鳥に姿を変えるよう呪いを仕掛けたのは、お前たちのご先祖じゃ。勘違いするなよ。
    ●人の勝手な都合で作られて、支配するのに使われて、恐怖の対象となるもの、その名もカミサマ。

    んー、でも今回はその神様が出てきすぎて、んー…て感じ。その上戦争となると、さらに追いつかない。
    あとね、これで最後、王弁くんが仙人になってめでたしめでたしはやだなー。

    てゆか、僕僕先生って、ナニモノ?

全96件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2022年 『モノノ怪 執』 で使われていた紹介文から引用しています。」

仁木英之の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×