ガラシャ

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著者 : 宮木あや子
  • 新潮社 (2010年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103038337

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ガラシャの感想・レビュー・書評

  • 史実ベースのフィクションだけあって、細川ガラシャに詳しくなくとも充分読み物として楽しめると思う。わたしはもともとガラシャがすきだったが、宮木ガラシャで再びガラシャに関する本を読みたくなった。
    本作は、他の宮木作品のような史実を語る部分で妙な違和感を感じなかったのもよかった。ただ、主人公は糸にとって代わられたなあと思う。

    もし叶うなら、個人的にだいすきなお市の方を、宮木さんに書いてもらいたい。読んでみたい。
    2013.07.15

  • 完全にジャケット目的で図書館から借りた。

    でも、面白かった。
    「細川ガラシャ」という名前は知っていたが、その人生までは知らないままに読み始めたのだけれど、読みやすかった。
    宮木さんの文章の書き方も綺麗。

    時間に余裕があるならもう一度読み直したいくらい。
    文庫になったら欲しいなと思う。

    ただ、歴史もの特有というか
    一段落のなかでも、人物の名前表記がひとつに統一されていなかったりしてわかりにくかったかな。これはわざと書いたものだったのだろうか。

  • 糸に主役を喰われてしまった感じ。恋愛を中心に砕いて読みやすくなっているが、ちょっとくどい。史実通りの最後だったら救いようがあったろうに、これでは玉子の魅力が感じられない。ラストもイマイチ

  • 完全にジャケ買い(笑)。でも細川ガラシャという女性の生涯には、いたく興味を惹かれました。

  • 男と女は相容れない

    そのくせ求め合う

    求めても与えてもらえぬ者が、求められても与えることはできませぬ
    麝香の幽斎に対する詰りの一言

    人の感情は、ひどく繊細で計り知れないモノ・・・

  • 信仰を得るまでの玉子は、周りの人に運命を翻弄されている感じでしたが、信仰を得てからは一本芯が通った動じない女性になったようです。
    これほどまでに、入り込めるのはなんだかうらやましくさえあります。
    しかし、このようなつらい時代何かすがるものがなければ、女性たちはつらくてやっていかれなかったのではないでしょうか。

  • ラストがいいですね。

    私はその結末は史実ではないと思いますが、そんな事実があったらいいな~。
    と素直に思えました。

    でも、彼女の信仰への熱い思いを考えるとやっぱり本書の終わりかたはないでしょう。

    歴史小説は一歩間違えるとパロディーのようになってしまうので、難しいです。

  • 戦国時代のうねりに翻弄された悲劇の女性、明智玉子こと細川ガラシャ。美人で聡明で人質になるぐらいなら家臣に我が身を斬らせて(キリスト教えは自殺は大罪であるため)死を選んだ凛とした貞女。
    そんなイメージが僕の頭の中にはあったんですが良くも悪くも、この物語読んでガラリと変わってしまった。
    玉子がとても人間くさいのだ。
    秘められた愛に苦悩し、嫉妬し憎しむ。
    そんな中ですがる様にキリスト教への傾倒していく。
    忠興の身勝手な振る舞いに声を失いながらそれでも毅然と立ち向かう。
    糸の玉子への献身的な姿。
    自分の思うように出来ない戦国時代の女性の辛さ、悲しみが伝わってくる。
    ちょいネタバレになりますが玉子と糸を瓜二つの設定にすることによってのサプライズもロマンチックな発想だなっと思った。

  • みんながみんな片思い? 男女だったり親子だったり、誰一人自分の思いが叶わない、可哀想な話だー。惨いな戦国(。-_-。)

  • 「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」この辞世の句をイメージして読んだので、イメージと違って混乱しました。
    ガラシャは話の大半が病んでるか狂っているので、ガラシャの魅力が全く感じられず、他の登場人物も執着心が強いキャラが多くて、誰にも感情移入できず残念でした。
    色々な人の視点から書かれているのに、夫である忠興の章はなく、ただのDV夫に成り下がっていたので、忠興がどのように感じていたかも知りたかったです。
    ハッピーエンドは嫌いではありませんが、この終わり方はご都合主義すぎて好きではありません。

  • 「決して振り返らず、前だけ見ておれ、玉子。わたくしたちに戻ることは適わぬ。振り向けばそこは黄泉じゃ。」忠興との初夜を迎える玉子に放った市の一言。まさに戦国の世に生きる女の定めを象徴してているようだ。それがまさか、父・光秀の謀反によって玉子の生き様と完全にシンクロすることになろうとは、歴史はあまりにも残酷。細川ガラシャという洗礼名を受けるまでの悲しき道程。最後まで純真をもって仕えた糸の存在。二人への哀愁の想いがいつまでも消えない。

  • 細川家に嫁いだ玉子(ガラシャ)のお話。
    報われない恋に身を焦がした
    玉子、侍女の糸。
    辛い想いから報われるためにも
    信仰に身を投じて行く…

    「花宵道中」という作品で
    「女による女のためのR-18文学賞」を
    受賞した宮木あや子さん。

    この作品もだけど
    花宵道中も面白かったなぁ。

  • 肥後細川家初代当主の細川忠興
    その妻、玉子…というよりガラシャの生涯。
    明智光秀の娘として生まれ、その後細川忠興に嫁ぎ
    で、お父さんは謀反で織田信長を本能寺で討ち
    身内ほとんどいなくなった状態での
    山籠もり生活。
    この辺からキリシタンに目覚める。
    その山籠もり生活で辛いけど恋をするガラシャ。
    んで秀吉からの命令で山籠もりが終わったあと帰ってきたら、旦那は側室に夢中。
    その後石田三成が攻めてきてガラシャは自害。
    とまぁ、こんな話。
    正直…ほとんど恋物語です!!!
    まぁ女も強くなきゃ戦国時代やってらんないわな
    お市の方の言葉がよかった。

  • 2014/10
    花宵道中の次に面白かった。今迄、名前しか知らない人だったけど興味が出た。

  • 明智光秀の娘に生まれ、細川忠興に嫁いだガラシャを描いた戦国絵巻。試練に耐えながら、神への信仰心を篤くしてゆくガラシャ。いつも彼女を支える侍女の糸や、信長の妹・市の存在も光っています。史実とは異なる結末かもしれませんが、物語としては良かったと思います。

  • 宮木あや子は「花宵道中」を読んでいて、登場人物が内包するものの豊かさに今後が楽しみだと思っていた。
    今回、久々に読み始めて驚いた。
    何様発言で申し訳ないけれど、文章がものすごく上手くなっている!
    「花宵道中」の時には、やや読みづらいごちゃっとした文章だった覚えがある(それでも読み進めさせる物語の力に感嘆もしたのだけれど)。
    それが非常にすっきりと、整理された読みやすい文章になっている。
    彼女の少し湿った感受性はそのままなのがまた嬉しい。

    ただ、この作品はタイトルの通り、明智光秀の娘のガラシャ夫人を題材にしたものだ。
    史実が深く関わることになる。
    小説なので、もちろんエピソードの創作は書き手の自由だ。
    しかしそれを読み手が受け入れられるかはまた別になる。
    完全に作者が作った人物とは違って読者それぞれにイメージもあるし、史実と照らし合わせてそれはちょっと、と思うこともある。
    残念ながら今回は、クライマックスから先が私には受け入れがたかった。
    面白かったんだけど、ね…。
    次は完全にオリジナルのものを読んでみたい。

  • たくさん泣いた

  • 明智光秀の娘、細川ガラシャを描いた作品。父の謀反で逆賊扱いされたガラシャは光秀の身内としてただ一人生き残るのだが。
    散文調で説明が多く、ストーリーに入り込めない感じ。いまいちかな。

  • ガラシャという人を自分は明智光秀の娘でキリシタン、という
    知識しかなかったのですごく新鮮な気持ちで読めました
    戦国武将などの話はたくさんあるけどこういった奥方の話をいうのは
    あまり読んだことがなかったのでとっても面白かったです
    そうだよね~明智の娘だもんね、苦労したよね~・・・
    信長の死後、光秀の娘であるガラシャが苦労したであろうことも
    この本を読むまで考えたこともありませんでした

    4つの大きな章編成で視点が変わるのがすごくよかったけど
    やっぱり最後の幽斎の章はひかすら光秀への想いが痛くて
    でも良い話でした

  • 好みじゃなかった

  • 人の世界の業、情念、信仰の光。男と女。

  • なにかに縋らなければ、とても正気を保っていられなかった、と思う。
    男が天下云々と争っているあいだ、女は待つことしかできない。
    恋愛がとにかく不自由な時代。
    好きなひとには会えないし、言えないし。
    玉子とマリアの章は、理不尽で悔しくて悲しい。
    だけど、ずいぶん遠くまできてしまったな、って感じるのも切ないだろう。
    大切なものはすべて過去で、取り残されて生きていくの。

  • 史実に対して、大分脚色されてるような気がするが、ガラシャ夫人の知識が全くなかったので、取っ掛かりにはよかったかも。

  • 幽閉されてたときはあまり書かれた本がなかったので新鮮でよかったです。

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