芥川龍之介短篇集

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著者 : 芥川龍之介
制作 : ジェイ ルービン  Jay Rubin 
  • 新潮社 (2007年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103048718

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芥川龍之介短篇集の感想・レビュー・書評

  • 結構、本を読んでいたつもりだったけど、村上春樹の文学観に追いつくためには、まだしばらくかかりそうだ。しかし単なる序文なのに、いちいち上手いな。ほんと吸盤付の文章。

  • 表紙の猫が前々から気になっていたのですが、久しぶりに芥川龍之介の文章を読みたくなったので手に取った1冊。
    「羅生門」、「藪の中」、「地獄変」、「鼻」などのよく知られた作品だけでなく、「葱」や「馬の脚」などの、耳に馴染みのない短篇も収録されています。

    編者のジェイ・ルービン氏がペンギン・クラシックス版短篇集に英訳した作品をそのまま日本語で収録しているのが本書。
    短篇の配列は、物語が設定されている時代順に並べられています。
    なので、後半に行くにつれて芥川の自殺の予感がついてまわる内向的な作品(「或阿呆の一生」や「歯車」など)になるため、なかなか読み進まず…。
    個人的には、芥川の初期の作品のほうが馴染みな…と思います。

  • 有名な「羅生門」、「鼻」と有名な作品が掲載されている。短編なので、短くて読みやすい。

  • 「現代のキリスト」を書こうとして毎回失敗するというお約束が
    村上春樹の味だと僕は思っています

    芥川龍之介は逆に、「日本の迷える子羊」ばかり書いてきた小説家なのだけど
    それがいつのまにか彼自身、気付いたら教祖的立場に祭り上げられていた
    …というのはおそらく
    菊地寛が「文藝春秋」を創刊したのに深く関わりあることで
    べつに芥川だけの問題ではなく
    当時の流行作家はみんなそういうものだったはずなのだけど
    彼の繊細な神経だけが、それに耐えられなかったのだ
    あるいは、自らの「文章」が人殺しを肯定する道具に使われてしまう
    そんな未来を「ぼんやりした不安」のように幻視していたのかもしれない

  • 恥ずかしながら、芥川氏の作品をしっかりと読むのは今回が初めてでした。
    しかし短編集になっていますし、テーマごとに並べられているので読みやすいです。
    どれも興味深い話でしたが、特に『竜』と『馬の脚』は好きです。
    『蜘蛛の糸』と『おぎん』、『首が落ちた話』と『文章』は奥深いように思います。
    そして最後の『歯車』は、芥川氏が狂人になっていく様子がうまく表されています。引き込まれました。
    私も彼のように語彙力があればなと思います。

  • シニカルに人間の俗物的なエゴを純粋に綴った作風は、なるほどこの生い立ちからなのかと。
    現代では有り得ない時代背景を描いているのに、人物の心情にこんなにもリアリティを感じる。人間というのは、いつまでたっても成長しないし変わらない。そう思わされました。

  • まるでビスケットの詰め合わせの缶を開けた時のように芥川龍之介の珠玉の小品が、四つのカテゴリーごとに読みやすくちりばめられている。 その作品はどれも、ほろ苦く痛々しさを伴って 胸に迫ってくる。

    この短編集はワシントン生まれの英訳者、ジェイ・ルービン氏が編み、村上春樹氏が丁寧な序文を載せているという点で、実に画期的であり、 読者を喜ばせる作りになっている。

    日本の文豪として確実にその名を知らしめた芥川龍之介。でも、私たちがその作品を目にするのは国語の教科書の教材としてである。日本人なのにあまりにも芥川を知らないことが恥ずかしい。

    作家として活躍したのはわずか12年。自分で命を絶つその日に向かって、ひた走るような作品群である。好き・嫌いの次元ではなく、人生の折々に「あぁこのことだったのだ」と 気付くようなテーマを持っている。

    大学2年の時に発表された『羅生門』の熟達した文体。発狂の恐怖に苦しみながら書かれた後期の作品の中のノスタルジックな背景。後に続く多くの作家たちに影響を与えたことが読み取れる。


  • 2009.07.25 読了

  • 村上春樹の文章つき。
    しかも普通の文庫には収録されていない作品が
    多く収録されている。

  • 芥川龍之介、入門するならこの本から!!
    「葱」が一風変わっていて面白い。「地獄変」には圧倒されます。

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芥川龍之介短篇集の作品紹介

英語圏の読者を魅了した短篇集。「さびれゆく世界」「刀の下で」「近代悲喜劇」「芥川自身の物語」の四部構成。

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