- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103050315
作品紹介・あらすじ
ドーハの悲劇、ジョホールバル、2002年W杯…サッカー激動の時代を実況し続けたNHKアナウンサーが綴る興奮と感動の手記。
感想・レビュー・書評
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まさに日本サッカーの生き字引。実況の端々に、胸をうつフレーズが散りばめられている。
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[2012.その5]元NHKアナウンサーの山本浩さんが日本のサッカーの歩みを語る。
読んでいると自分が実況席に座っているのではないかという錯覚に陥るくらい、テンポ、歯切れのいい文章で書かれている。
スポーツアナウンサーとして非常に勉強になることも本書の至る所にちりばめられていると感じた。 -
実況する人の視点から観たサッカーへの思いを知ることができた。準備の仕方、解説の人との相性など。マラドーナが5人抜きを達成したときの現場の雰囲気などが印象に残った。
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読了していない
もう一度しっかり読もう -
09年4月9日開始
09年5月4日読了
NHKのサッカー中継でおなじみの山本アナウンサーが、彼の名を知らしめることとなったメキシコW杯予選の韓国戦から
ドイツW杯の決勝戦までを思い出と共にアナウンス技術を交えて綴った本。
思い出についても十分に面白いのだけれど、アナウンス技術についてもなるほどと思わせる部分あり。民放のサッカー中継
に携わるアナウンサーには是非読んで貰いたい。特にテレ朝のKがつくアナウンサーには。 -
2008/10
NHKで長年サッカー実況を担当していた著者が、記憶に残る試合の様子を語っている。中継の裏話から、実際の試合展開を自分の実況の様子を交えて臨場感溢れる表現で綴っている。解説者の特徴なども巧く捉えられていて、自分が知っている試合だとより面白さが強く伝わってくる。 -
2007/11/23 この本はサッカーファンであったら、ぜひとも読んでもらいたい1冊。いやサッカーファンじゃなくてもスポーツ好きやテレビ局の舞台裏について好きな人にはおススメ。
山本さんが実況をした、メキシコW杯予選やドーハの悲劇、ジョホールバルの奇跡、フランスW杯に日韓W杯、などなど、山本さんが実況で発した名セリフを読むと、まさに山本さんの声と試合の映像が頭の中に蘇ってきます。涙です。感動します。日本サッカー界の数々の苦難の道を思い出して、泣けてきました。
また、テレビ観戦がメインの僕としては、試合を実況するアナウンサーにもついてもかなりウルサイ方なのですが、山本さんは僕の中でもトップ3に入るアナウンサーさんです。この本を読んでいると、サッカーを実況する上での山本さんなりのコツが随所に書いてあり、なるほど、こういう実況だから煩くもなく、すっと試合に集中できるんだと膝を打って納得するところが多々ありました。これは、民放の若手実況担当は読むべしですね。
それと、放送側の舞台裏や解説者とのやりとり(加茂や松木の話が面白い)なども色々と面白いのですが、何よりも所々にチラッと出てくる山本さんの現代サッカーや日本代表に対する考察が深い。多分、アナウンサーだからという遠慮からか、その辺りはあまり書かないようにしていたんじゃないかなと思ったのですが、さすが現場で20年間も見ている人なので、チラッと発するその一言に深く頷かされました。今度は山本さんが思うサッカー観について、読んでみたいと思いました。
山本さんは実況としてはもう第一線を退いてNHKの解説主幹になってしまって、もう実況を聞くことができないのが何とも残念なのですが、ぜひまたもう一度聞いてみたいですよね。