ブックストア・ウォーズ

著者 :
  • 新潮社
3.42
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本棚登録 : 267
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103056713

作品紹介・あらすじ

27歳の亜紀は、大手出版社の編集者と結婚して幸せいっぱい、仕事も楽しくてたまらない。文芸書はもちろん、コミック、ライトノベル、ボーイズラブにも気を配り、売り場改革案や人気漫画家のサイン会など、ユニークな企画を次々打ち出している。ところが、40歳の独身副店長・理子とは、ことごとく衝突続きの日々。その理子が店長に昇進した直後、6ヵ月後に店が閉鎖されると知った二人は…。恋愛、失恋、結婚、離婚、たまには嫉妬や喧嘩だってある。ワーキングガールズの世界は、幸せ色のピンクや涙色のブルーで彩られたビックリ箱。この本は、働く女性たちへのリアルな応援歌。

感想・レビュー・書評

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  • 書店ガールは読んだものの、その前の物語も読んでみようと思い、図書館で借りた。
    理子の嫉妬の場面ではあんなことがあるのかとちょっと信じられなかったが、最後に理子や亜紀の奮闘ぶりを見ていたら読んでよかったと思えた。

  • いけ好かないとか、鼻につく人だなーと思っていた人が、思いがけずすごく価値観だったり、物事に向かう姿勢が近かったりして、深く知ることで、印象が間違っていたんだなということがある。
    それと同じように、自分ではどうしようもない誤解があって、すれ違ってしまうこともある。
    人を深く知るということは、そういうことだ。
    もちろん、逆にいいと思っていたけど、深く付き合ってみると、全然違って、うまくいかなくなるということもある。
    それが、悪いとかいいとかでなく、印象と中身が違うってことが、面白みでもあるのだろう。
    置かれた立場や環境、人間関係などで、人はいろんなところで色眼鏡をかけて人を見る。
    できるだけ、そのままの姿を真っ直ぐな目で見ていきたいと思うのだけど。

    最後は、ちょっとうまくまとめすぎなきらいもあるが、でも、この話の終わりは、ご都合主義でもこれでいいと思う。

  • 本好き、書店好きは気に入ります!ずっと気になっていたのをやっと読了。

    女性向け、20代~30代向けな感じですが、本が好きな人なら男性でも楽しく読めるのではないかと。業界の話も入ってますし。
    ヒロイン二人のもやもやがどんどんぶつかり、深まり、最後はジーンと暖かくなります。

    読了後は「明日からもがんばって働こう!」と思える一冊です。
    お薦めします!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      文庫になって「書店ガール」にタイトル変わり柔らかくなりましたね。
      これは結構好きなのですが、「情事の終わり」を読もうかどうか思案中。。。
      文庫になって「書店ガール」にタイトル変わり柔らかくなりましたね。
      これは結構好きなのですが、「情事の終わり」を読もうかどうか思案中。。。
      2012/10/23
  • 何の変哲もない物語で
    都内の本屋に勤める女の人の話
    独身、40歳、男女問わず嫉妬、老後などなど
    いろんな悩みを抱えながらも
    解決しながら進んでいくストーリーです

    まあ
    単純なんですけど
    女の人が男に負けずと奮闘頑張るストーリーに
    好感が持てた

    あとやたらと本屋に行きたくなった
    書店員さんがみんなこんな風に
    本を愛し
    接客してくれたら嬉しいなぁ

    本屋散歩行きたい

  • 最初はどちらの女性にも共感出来ずにうへぇ…と思いながら読み進めていたら、半分を過ぎたりでなるほどそう来るか!と、どんどん面白くなっていきました。こんな素敵な本屋さん、通い詰めたいですね。このままハッピーエンド!とはいかなかったこともよかったです。ぜひとも続編が読みたいですね。

  • なんと言ったらよいのだろうか。
    大人になるにつれガキみたいな喧嘩に複雑な理由やもっともらしい理由をつけたがる。本当に大事なことを考えて動いている人なんて、僅かなのだと思わせてくれる。

    職場の同僚、部下、上司と一緒に読んでみるとまた変わった見方が出来るかも

  • 女性書店店長が活躍する話。最後の終わり方が気持ちの良い終わり方だった。

  • 【あらすじ】
    27歳の亜紀は、大手出版社の編集者と結婚して幸せいっぱい、仕事も楽しくてたまらない。文芸書はもちろん、コミック、ライトノベル、ボーイズラブにも気を配り、売り場改革案や人気漫画家のサイン会など、ユニークな企画を次々打ち出している。ところが、40歳の独身副店長・理子とは、ことごとく衝突続きの日々。その理子が店長に昇進した直後、6ヵ月後に店が閉鎖されると知った二人は…。恋愛、失恋、結婚、離婚、たまには嫉妬や喧嘩だってある。ワーキングガールズの世界は、幸せ色のピンクや涙色のブルーで彩られたビックリ箱。この本は、働く女性たちへのリアルな応援歌。

    【感想】

  • 27歳の亜紀は、大手出版社の編集者と結婚して幸せいっぱい、仕事も楽しくてたまらない。
    文芸書はもちろん、コミック、ライトノベル、ボーイズラブにも気を配り、売り場改革案や人気漫画家のサイン会など、ユニークな企画を次々打ち出している。
    ところが、40歳の独身副店長・理子とは、ことごとく衝突続きの日々。
    その理子が店長に昇進した直後、6ヵ月後に店が閉鎖されると知った二人は…。
    恋愛、失恋、結婚、離婚、たまには嫉妬や喧嘩だってある。
    ワーキングガールズの世界は、幸せ色のピンクや涙色のブルーで彩られたビックリ箱。
    (アマゾンより引用)

    よくある女性同士のいがみ合いや、社内での足の引っ張り合い。
    「書店」って舞台じゃなくてもよくある話かな、と思ってしまった

    まぁ、でもスラスラ~っと読めたお話でした(*´∀`*)

  • 中心人物はもちろん、周囲の人たちまでも丁寧に描かれていて好感が持てた。
    人の性格の裏側な部分も惜しみなく話に絡んでいて、そこがまた良かったです。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。大人気シリーズ作品「書店ガール」は2014年度の静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」を受賞し、翌年「戦う!書店ガール」としてテレビドラマ化され、2016年度吉川英治文庫賞にもノミネートされた。他の著作に「銀盤のトレース」シリーズ、「菜の花食堂のささやかな事件簿」シリーズ、『スケートボーイズ』『1939年のアロハシャツ』『書店員と二つの罪』『駒子さんは出世なんてしたくなかった』『跳べ、栄光のクワド』などがある。

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