- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103065753
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
今回も海堂尊さんの思想がふんだんに溢れててう〜んって感じるところが多かった
そちら方面は賛同できるところできないところ色々だったけど読み物として面白かったかな
スカラムーシュ彦根はこれからどうなって行くんだろう? -
表題の如く、“スカラムーシュ”・彦根先生がメイン。
浪速の医療国家としての独立のため、日本国内だけでなく、モナコ・ベネツィア・ジュネーヴまで、移動距離ハンパなく飛び回っております。
相変わらず頭がキレて、弁の立つ彦根先生ですが、いかんせん“孤軍奮闘感”が否めなく、敵も多いので、読んでいてハラハラさせられます。
併せて、彦根構想に巻き込まれたかたちの、有精卵プロジェクトに取り込む若者達も危なっかしくてハラハラしつつ、そして応援しておりました。
ラストは・・・まあ、亜麻色の髪の彼女が戻ってきてくれた。という事で良しとしますか。
そして二人はどこへゆくのでしょう・・。 -
2018/04/28
-
僕は、日本という国家を治療したい――
海堂サーガ、遂にクライマックスへ! もうすぐ「ワクチン戦争」が勃発する!?
新型インフルエンザ騒動で激震した浪速の街を、新たな危機が襲った。
霞が関の陰謀を察知した医療界の大ぼら吹き・彦根新吾は壮大な勝負を挑むべく、欧州へ旅立っていく。
浪速を、そしてこの国を救うことはできるのか。
なんか、壮大なスケール感になってきたよね。。。 -
おお、読みづらい
-
相変わらず、大胆不敵。一気読み。
伏線のエッグの話はなんか昔のメロドラマのような感じもしなくもなかったけど。
まだまだスカラムッシュ続くのかな?
それとも、桜宮サーガも含め、これも終焉なのだろうか? -
時系列の勘違い。桜宮サーガが一区切りしたあとの話と思っていました。彦根とシオンの別れはすでに過去のものと思って読んでいましたね。つまり「ナニワモンスター」を読んでいる時点で、勘違いしていたということです。
彦根とシオンの再スタートが終幕の1シーン。道化師の旅は続くのだけど、次の舞台はどこへやら。ナニワと現実の大阪のシンクロもここで終幕でしょうし。やはり、桜宮なんですかね。
ゴンドリエーレとの一時の邂逅が大好き。彦根の人生で触れ合った人達が、道化師の仮面を彩っていくわけですが、新たな彩りとなるのでしょう。天城で始まった道化師の欠片が、完成するのはいつの日か。
その時は道化師ではなくなるだろうけど、偽悪的に道化師自称するんでしょうね。
ナニワで道化師によって一つの形として収斂しそうだった医療国家。桜宮のAIセンターといい、希望・理想の現実化が寸止めで物語は続いていきます。どこで結実するんでしょうか。
小説でなく現実で、と思ってるんでしょう作者は。