スカラムーシュ・ムーン

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 695
感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103065753

感想・レビュー・書評

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  • ラストが~~~!!!
    いっつも、最後にああゆう場面を持ってきて、妄想させてくれますね。(笑)
    シオンが離れた理由が、イマイチぴんときてなかったから、ともかく良かった。
    一気に、ナナミエッグのみんなのこと、飛んでしまいました。
    ベネチアでの、巡礼者のような旅。たどり着いたのは、信念という根っこの部分。
    彦根は強いなぁ。その信念があるから、いくら策で負けても、その信念が根付いていくんだよ。
    雨竜、マサチューセッツには、曽根崎さんが待ってるよ!こてんぱんにヤラレテ下さい!
    あと、一人は、田口先生を戦車に乗せた?東堂さんかしら?

  • 今回も海堂尊さんの思想がふんだんに溢れててう〜んって感じるところが多かった
    そちら方面は賛同できるところできないところ色々だったけど読み物として面白かったかな
    スカラムーシュ彦根はこれからどうなって行くんだろう?

  • 表題の如く、“スカラムーシュ”・彦根先生がメイン。
    浪速の医療国家としての独立のため、日本国内だけでなく、モナコ・ベネツィア・ジュネーヴまで、移動距離ハンパなく飛び回っております。
    相変わらず頭がキレて、弁の立つ彦根先生ですが、いかんせん“孤軍奮闘感”が否めなく、敵も多いので、読んでいてハラハラさせられます。
    併せて、彦根構想に巻き込まれたかたちの、有精卵プロジェクトに取り込む若者達も危なっかしくてハラハラしつつ、そして応援しておりました。
    ラストは・・・まあ、亜麻色の髪の彼女が戻ってきてくれた。という事で良しとしますか。
    そして二人はどこへゆくのでしょう・・。

  • ナニワモンスターを読んでないので、早速読まねば!
    他の作品ともリンクしているので、読んでるはずなのに自分の記憶があやふやなのが悔しい!
    ナナミエッグの話が医療や政治の話とは異なったトーンで微笑ましく読ませてもらったが、この後彼等がどうなるのか・・・。
    そしてシオン・・・良かったあ。

  • 速水先生とならぶ私の推し彦根先生(笑)。
    強引でも詐欺まがいでも方策がたてられ
    人や組織を動かして実行までもっていける
    頭の良さと行動力に憧れる。この人も大概人誑しというか。
    で、やっぱシオンさんとくっついたのね。お幸せに!

  • 2018/04/28

  • 僕は、日本という国家を治療したい――
    海堂サーガ、遂にクライマックスへ! もうすぐ「ワクチン戦争」が勃発する!?
    新型インフルエンザ騒動で激震した浪速の街を、新たな危機が襲った。
    霞が関の陰謀を察知した医療界の大ぼら吹き・彦根新吾は壮大な勝負を挑むべく、欧州へ旅立っていく。
    浪速を、そしてこの国を救うことはできるのか。

    なんか、壮大なスケール感になってきたよね。。。

  • おお、読みづらい

  • 相変わらず、大胆不敵。一気読み。
    伏線のエッグの話はなんか昔のメロドラマのような感じもしなくもなかったけど。
    まだまだスカラムッシュ続くのかな?
    それとも、桜宮サーガも含め、これも終焉なのだろうか?

  • 時系列の勘違い。桜宮サーガが一区切りしたあとの話と思っていました。彦根とシオンの別れはすでに過去のものと思って読んでいましたね。つまり「ナニワモンスター」を読んでいる時点で、勘違いしていたということです。
    彦根とシオンの再スタートが終幕の1シーン。道化師の旅は続くのだけど、次の舞台はどこへやら。ナニワと現実の大阪のシンクロもここで終幕でしょうし。やはり、桜宮なんですかね。

    ゴンドリエーレとの一時の邂逅が大好き。彦根の人生で触れ合った人達が、道化師の仮面を彩っていくわけですが、新たな彩りとなるのでしょう。天城で始まった道化師の欠片が、完成するのはいつの日か。
    その時は道化師ではなくなるだろうけど、偽悪的に道化師自称するんでしょうね。

    ナニワで道化師によって一つの形として収斂しそうだった医療国家。桜宮のAIセンターといい、希望・理想の現実化が寸止めで物語は続いていきます。どこで結実するんでしょうか。

    小説でなく現実で、と思ってるんでしょう作者は。

著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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