窓の魚

著者 : 西加奈子

• 新潮社 (2008年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[so-blueさんの感想 · 2015年8月30日]

装丁が爽やかな水色で夏っぽいな、と思ったので読んでみた作品

全然夏っぽさは無い(苦)
読後すぐは「で？結局何が言いたいの？」とイライラしましたが
冷静に考えてみると同じ出来事でも人により見方も考え方も様々で
“多分相手もこう思っているだろう”なんて驕りでしかないんだろうとハッとします
最初は意味が分からず挫折しかけたけど何とか頑張って読み終わり
また最初に戻ると「なるほどね」と思える
性的描写要るのか？と思ったけどこの軸が抜けるとこの変わり者達が集まらないし(笑)
むしろミステリーっぽいのが要らないと思いました

[duffypqさんの感想 · 2015年8月20日]

すっきりしないお話。西加奈子さんの作品は好きなんだけどこちらは今ひとつでした。

[clover1217さんの感想 · 2015年8月15日]

いとつの場面をそれぞれの立場から描かれているところが面白かった

[miyukidsさんの感想 · 2015年7月18日]

読み終わってもすっきりはしない感じ。
湊かなえさんの『告白』のように4者が共有した時間をその人の視点で綴られているのですが、最初の3者はなんだかよくわからず、最後のアキラでふーん。そうだったのか。という感じ。
うーん、やっぱりもやもやしてる。

[パンダさんの感想 · 2015年7月8日]

初 西さん。
快活な物をお書きになる方なのだと、薄暗シュミの私は遠巻きだった方ですが、こんな感じにドロッとしてる作品があったんですね。
吉田修一さんのちょっと毒のある作品が好きな私にピッタリでした。

[hatesina1さんの感想 · 2015年7月7日]

途中面白くなるかなー？と思いつつ、しっくりいかないで読み終わった。
性描写要る？と前半ひたすら思ったりしたし。

[M. Nakamotoさんの感想 · 2015年6月28日]

とても退屈でした。こういった結論のない文章は理系の人にとって特にアレルギーの強いものと感じます。

[ゆみみゆさんの感想 · 2015年6月11日]

伏線の回収？思わせぶりな演出？それがどうした、書きたいから書いたんだよ！！
……という作者のパワーを感じたｗｗ
私の嗜好とまったく合わない◎かな◎あたりと比べれば、ずっとミステリーだし不穏だし人間描写も面白いと思う。

猫が不気味で不気味で仕方ない。
結局、謎の回収らしきものもされていないところもまた、好きかも。
一歩間違えるとトンデモ小説ですが……

[ureturetさんの感想 · 2015年4月11日]

20150410

[ayaponさんの感想 · 2015年4月10日]

ダークサイド西加奈子だというので読むかどうか迷っていた作品だったけど女優の橋本愛ちゃんが好きな本としてお薦めしていたので。救いはあんまりないし、暗い作品ではあるけれど、こういった作品は結構好きだ。それぞれの考えていることが他の人から見る自分と違うところ当たりが何だか妙にリアルだ。2013/063

著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ！』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。