女子芸人

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103289814

作品紹介・あらすじ

人前で話すことが苦手な女子が、なぜか漫談家に-「コトリ」という芸名をもらって仕事を始めたものの、芸も、そして恋も苦難の連続。自分を見失いかけた時、師匠の一言から転機が…現役芸人ならではの語りでときに爆笑、ときにホロリとくるエンタメ成長小説。第6回新潮エンターテインメント大賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 漫談家、漫才師として生きる女性の葛藤と成長を描く。
    作者は講談師とあって、自身の経験も交えているのかな?と思いました。
    主人公・コトリがあまりにも不器用で「どうしてそうなっちゃうの…!」とヤキモキし、応援したくなります。
    ストーリーは5章から成っていて、年齢は明らかにしていないものの、章を追うごとに数年ずつ経過しているようで、コトリの芸人、人間としての成長ぶりが見えるのがすごいなあと思いました。
    相方・みゆきの憎めなさにもハマッてしまいました。
    読んで元気がもらえます!

  • 漫談家になったコトリ姉さんのお話。切ないんだけども、おかしくて。頑張って生きている後ろ姿がすごくかっこいい。最後にホロっとくるとてもいい本です。

  • 女芸人の半生ですが、会話のテンポが良く、楽しく読めました。

  • 現役芸人ならではの語り
    頑張って邁進する姿、良いです

  • 第6回新潮エンターテインメント大賞。
    面白かったけど、時間が急に飛びすぎるのがマイナス。

  • 芸人として生きていく女性の、成長?葛藤?覚悟、そして喜びの物語。
    妹弟子や後輩への嫉妬の描写が、リアルでイタイ…突き刺さる…

    連作短編で読みやすいが、作品ごとの年月経過ぎ分かりづらく、ちょっと戸惑う。

  • お仕事小説になるのかな?芸人さんの世界は、独特な文化もあって、大変だなぁ〜と思う。

  • 【第6回エンターテイメント大賞】うーん…私はあんまり好きではない。確かにさらっと読めるし元気になれる感じはあるけど何だか古いというか一昔前という感じがする。章ごとに話ぽんと飛んじゃってて、え?いつの間に結婚して離婚したの?みたいになってしまう。

  • 芸人の世界というのは、こんなものなのか・・・

    性差によるハンディキャップは、こんなところにも潜んでいる。

    それにしても、いつの間にやら、
    年齢を重ねたりしていて、理解するのに時間がかかってしまった。

  • 可愛らしいイラストとタイトルに惹かれて。喋りが苦手だった女芸人のお話。男社会の中で女だと馬鹿にされないように必死に生きる主人公は生き方ベタなんだろうなぁ。妹弟子のみゆきのように女であることを武器にしながら生きられないからみゆきとソリが合わなかったんだろうな、最初は。作者の神田茜さんの実体験を綴ったような作品なのかなと思う。女が男社会で生き抜くのは想像以上に辛く大変なのだろう。4章が好きだった。2011/625

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著者プロフィール

神田茜(かんだ・あかね)
北海道帯広市生まれ。1985年に講談師の二代目神田山陽門下に入門、95年に真打に昇進。2010年『女子芸人』で第6回新潮エンターテインメント大賞受賞。著書に『フェロモン』『好きなひと』『ふたり』『ぼくの守る星』などがある。

「2014年 『しょっぱい夕陽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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