ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103353126

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な読後感。

  • どうせ答えを忘れてしまうからきかないって。
    前半特によかった。
    読めないし意味もわからない単語があったけど、ふりがなもしてくれてなかったので飛ばした。その単語がどれだったかも忘れてしまった。

  • そこに、存在し得るとは、いかに曖昧なことか。そうだったかも知れないし、そうでなかったかも知れない。生きることのありとあらゆる可能性を探りながら、いまここにいる自分を肯定してくれる作品。

  • ???

  • 経験したこと、事実はあってもその記憶、時間は確実に見えて実は曖昧なもの。確かなのは自分の身体、痛みだけなのだろうなと思う。

  • ジミヘンの新しい本が出たのかな、何が書いてあるんだろうって本屋でパラパラめくったら、なんか青年が東北をバイクで旅してる話で、なんでジミヘン?と思って読み進めてそのまま完読。

    時間と記憶について、現在30越えた主人公の他愛ない人生を、いろんな時期の視点を思い出しながら時間が流れながら記憶がうつろうというちょっと不思議な小説。
    時間や記憶について思うことある最近だからこそ、こんな風に小説によってまた改めて考えさせられておもしろいなと思った。
    なんか青くさい感じもあるけど、それも含めて嫌いじゃない

  • 記憶を述べることとは,過去の経験を,現時点で原初的に経験されることだというのは,大森さんの本で読んだばかり。この作品も,そんな過去の出来事を思いのままに吐き出したような作品で,ストーリーはあってないようなものです。結局,思い出なんてものはその時々によって変わるもので,ぼんやりしたものもあれば,はっきりしたものもあり,それも真実かどうかわからない。
    昔の出来事を思い出したくなるような,そんな一冊。

  • 気になっていたものの手を伸ばせずにいたところを芥川賞受賞と同時に読了。受賞作よりこちらの方が好きだった。ふわふわとつかみどころのないような不思議な文章で、時間の感覚が綺麗にほぐされていき、むき出しの感覚があらわになるような印象を受ける。最後まで読み切った時の爽やかな読後感が印象的だった。

  • なんか不思議な話。
    だけど、一気に読んじゃった。
    読みやすかったのかな。
    結局何が言いたかったんだろう。
    こういう話が賞にむいているのかしら。

    生きてるって事なのかしら。

  • 高校時代に影響された美術教師の房子の思い出を原付で旅しながらふりかえる。
    秋の東北は野宿できないとかとくに感想もない。
    エレキギターを壊しまくってるやついるけど、なんなのかな。気分悪いしやめてほしい。
    ジミヘンが好きな人なら理解できるのかな?

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著者プロフィール

滝口 悠生(たきぐち・ゆうしょう):小説家。1982年、東京都八丈島生まれ。埼玉県で育つ。2016年、「死んでいない者」で第154回芥川龍之介賞を受賞。主な著作に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』『水平線』などがある。

「2024年 『さびしさについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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