掲載禁止

著者 :
  • 新潮社
3.11
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本棚登録 : 262
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103361725

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったけど、ちょっとひねりがありすぎてくどい印象が。三作続けて読んだからかな。出版、放送、ときてパターンに慣れたのかも。

  • 怖いもの見たさ。そういう感覚があって意外と軽い気持ちから踏み込むと、そこから抜け出せなくなる恐ろしさ。

  • 短編5編あり各々面白いがワンパターンである。それでも引っかかるワタクシ。強いて言えば最初の2編の方が私的びっくり度が高かったが、後半に行くにしたがってまたこのパターンかーと思って疲れたからかも。

    【以下ネタバレ】
    『原罪SHOW』時間差系&違う人を同一人物と思わせる系叙述トリック
    『マンションサイコ』時間差系&違う人を同一人物と思わせる系叙述トリック
    『杜の囚人』被害者と思われる人と加害者と思われる人が逆
    『斯くして、完全犯罪は遂行された』被害者と思われる人と加害者と思われる人が逆
    『掲載禁止』被害者と思われる人と加害者と思われる人が逆

  • そこまでの衝撃ではないけど、このくらいのソフトイヤミスは面白かった。「マンションサイコ」のマンションはやだなぁ。「品格会」みたいなのも、実際にあったら嫌かも。いや、実際あったりして、みたいな。

  • 初めて読む作家。各話のオチが凝ってる。が、いまいち理解できない自分がいる。え、つまり…?みたいな。書き手が悪いのではなく読み手の問題だと思うんですけどね…(´・ω・`)

  • 放送禁止シリーズの続編。今回は短編集。
    どの話もどんでん返しがあって面白かった。中でも「原罪SHOW」が好みだった。欲を言えば、最後に各話が1つに繋がるような大きな仕掛けがほしかった。…って、本当はあるけど気づけてないだけだったりする…?

  • 短編集。
    長編「出版停止」に比べ、格段に面白かった。
    特に、死の瞬間を目撃できるツアーに潜入取材する「原罪SHOW」と、『品格を守る会』の会長を取材する「掲載禁止」はマスコミのスクーブを題材に、日本はここまできているのかと現実にありそうで肌寒くなる話。読んでて気分は良くなかったが、ミステリーとしてひねりが効いていた。
    他の短編はドンデン返し系で面白かった。
    (図書館)

  • 長江俊和さん、異色作家ですね。「出版禁止」(2014)に続き、「掲載禁止」(2015.7)を読みました。原罪SHOW、マンションサイコ、杜の囚人、斯くして完全犯罪は遂行された、掲載禁止の5話が収録されています。原罪SHOWは殺人見学ツアー、マンションサイコは恋人の生活を天井裏の覗き穴からじっと見つめる女性の話、掲載禁止は火のついた煙草のポイ捨て・迷惑駐車・ながらスマホ・車内で化粧など品格のない者に対する容赦のない制裁・・・。支離滅裂とも言えるラストも著者の狙いのひとつなんだと思います。

  • 短編集。
    表題作は「放送禁止」「出版禁止」っぽい雰囲気。
    ほかは歌野晶午の短編集的なトリックと後味の悪さ。

  • 怖さ…というよりゾゾゾとする気持ち悪さがある殺人作品。小説だからこそ出来る「これは誰の語りなのか?誰が本当の犯人なのか?」というどんでん返しが待っています。うーん…モヤっと感が募る。2016.1.15読了。

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著者プロフィール

1966年大阪府生まれ。映像作家、小説家。深夜番組「放送禁止」を制作、熱狂的なファンを生む。監督として映画化し、上映。2014年、小説『出版禁止』がヒット。著作に『ゴーストシステム』『出版禁止』『掲載禁止』『東京二十三区女』『検索禁止』などがある。

「2023年 『恋愛禁止』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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