「全世界史」講義 II近世・近現代編:教養に効く! 人類5000年史
- 新潮社 (2016年1月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103364733
感想・レビュー・書評
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Ⅰから通読。トピックを細切れにして概説していくスタイルだが、そこに現代を含む他時代との関連性を述べたり、現代に残る言葉の語源(モノゴトの始まり)を紹介したり、同時期にあらわれた科学や文学などの話題を添えたりと、様々なリンクを張り巡らすことによって、世界史の繋がりを捉えられる工夫が大きな特徴になっている。また南北米大陸、アフリカや東南アジアなど無視されがちな地域にも目を配っているのも長所。とはいえその記述は数ページに留まり、後進地域だった頃の西欧に関する分量の方がまだまだ多いが。ある程度歴史の知識があって、世界史を手軽に復習してみたい人に最適。
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209-ゼン-2
300508942
レビューは1 古代・中世編 を参照 -
20160806
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Amazonレビュー
上巻
☆5が9人、☆4が2人、☆3が2人、☆2が1人、☆1が1人
下巻
☆5が3人、☆4が2人、☆3が1人、☆2が0人、☆1が1人
これだけ見ると批判しているのは少数派に見える。
しかし 「このレビューが役に立った」人の数を見ると
上巻
☆5をつけた9人のレビュアーへの支持:合計86人
☆1をつけた1人のレビュアーへの支持:209人
下巻
☆5をつけた3人のレビュアーへの支持:合計9人
☆1をつけた1人のレビュアーへの支持:21人
底の浅さは見る人が見ればわかるようだ。
決して「教養」ではない。
日本はとにかくダメで支那(ついでに朝鮮)は偉大な文明、グローバル経済と財政再建は常に正しい、等々、一見公正を装って要所要所に忍び込ませた、民族の誇りも一体感も売り渡した拝金主義者の自虐史観。
自分の主張に沿う部分だけを切り取って「中立な歴史的事実でござい」というのは日本のマスゴミと同じ。
「私は拝金主義のグローバリストでございます」と立ち位置を宣言してから保守主義・日本下げをするのであれば潔いが、そこは人類の理想がどうとかで誤魔化すリベラリストのこす狡さが臭う。 -
15世紀から現代までをとても細かい描写と著者の膨大な知識であたかも小説を読んでいるかのような気分になる。
世界史を学んでこなかった、学んだ内容を忘れた人には参考になると思う。
歴史は繰り返しであることがよく分かり、現状とこれから起こることを考えるための必須情報がこの1冊に在ると思う。 -
第2巻も第1巻と同様、西洋と東洋の関係、そこにおける中東の動き、さらには新大陸やアフリカまで、全世界の動きをよく関連付けて記述されていて分かりやすい。しかも、近代に至ると、こちらも一通りの知識があるが、著者もそういう人が多いことを承知してか、見落としがちなポイントにうまく焦点を当てながら話を進めていく。最後は現代となるが、直近の出来事まで手を抜かずに書かれていて、特に、リアルタイムで見聞きした事件をバランスよくピックアップしていて、頭の整理になった。
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近現代史勉強になった。
近い出来事はまだ歴史としては学ばれていない。 -
5000年の歴史をあらためて総ざらいする事で、新たな発見や新鮮な気持ちを覚える事が出来た。
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やっと読み終わった近世・近現代編
本の厚さは同じくらいなのに、古代・中世編よりも読む時間が長く感じました
世界大戦も最近のことも、アメリカやヨーロッパなど主要な国の事しか知りませんでしたが、この本読んでアジアやアフリカと至るところにほんの些細な事でも影響を受けている世界って面白いなぁと思いました。
初めて何年後かに改めて読もうと思った本になりました。