わたしの隣の王国

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 147
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103503118

感想・レビュー・書評

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  • 作者お得意のアナグラム炸裂。ファンタジー仕立ての密室ミステリー。フェアといえばフェアだけど、例のパークが重なって、発想は面白いけど、もっと別のオリジナリティあふれる話が読みたい。

  • 今年初読書。ミステリに真っ向から取り組んだ一冊かな?もっと長編にしてもよかったのではいろいろもったいないです。

  • ファンタジー好きなので、杏那パートは楽しみながらサクサク進みました。パズルの要素と、名作へのオマージュという嬉しいオマケ付き。
    反面、優パートの全部盛り的巧妙トリックが飲み込みきれず...しかしミステリマニアなら唸るところなのでしょうね。
    本格ミステリもファンタジーもこなしてきた玄人読者への、「挑戦状」と呼ぶに相応しい読みごたえです。

  • 現実に起こる事件と隣接する世界で起こる事件。
    浦安のテーマパークを思わせる世界観で
    ファンタジーの要素たっぷり。
    ミステリの部分も魔法陣やアナグラムなどパズル的。
    今までの作品を期待して読むと
    ちょっと期待外れにかも…

  • 杏那は恋人で研修医の優とともに、大好きなテーマパーク・ハッピーファンタジアにデートでやってきた。ふとした好奇心からパーク内の研究施設に入ってしまう。落し物を拾うために優と分かれてエレベーターに乗り、開いたドアの向こうはまるで違う世界、パークの主人公、ハッピーパピーが実在する世界だった。一方、戻ってこない杏那を待つうちに優は研究施設内の殺人事件に巻き込まれてしまう。

    七河さんの新刊だ!!と喜び勇んで読んだものの、これはちょっと合わなかった……。登場人物が多くて、そもそもファンタジーパートの世界観も飲み込みきれず、ついていけなくなること多々。終盤になってトリックとか謎とか現実とリンクしてくるとやっと勢いがついたのだけど、ちょっと残念。

  • 自分にはややこしい未捨理世界で…

    ミステリーファンなら楽しめるのでしょうね

  • 前作から…4年も経ったのですね。養護施設を舞台とした前までの作品から一転して、今回の作品はコミカルな雰囲気でつづられたテーマパークが舞台のパズル的趣向の強いミステリでした。

    テーマパーク「ハッピーファンタジア」が現実となった世界に潜り込んだ杏那が巻き込まれる事件と冒険。そして一方ほんとうの「現実」の世界では彼女の失踪とまた別の事件に彼女の恋人の優が直面していた…

    というお話ですが、いやあトリッキーというか、そう、こういう趣向を盛ったお話作りをされる方だったなあと思い出した次第です。

    正直なところ理解しきることはできず…己の脳みその限界を思い知ったところはありますが…、凝りに凝ったファンタジックなミステリであることは間違いないです。

  • 七河迦南による、ファンタジー本格。
    パラレルワールドで同時に起きる事件を、片や本格ミステリとして、片や冒険ファンタジーとして書き連ねた作品。
    二つの事件の相関性や、魔方陣を軸にしたパズラー要素と、エンタメ性は高い。
    ただし、どうも景観描写がしっくりこないのと、人物たちの掘り下げが弱いことで、読み弛みをしてしまう。ミステリ的なオチももうひとつといつたところ。
    なんとなく予想はしていたが、煽り文句にやられた。
    3-

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