- Amazon.co.jp ・本 (618ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103534174
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
村上春樹の長編で一番面白いやつ
-
雨宮さん
私も、そう思います。フォローありがとうございました!どうぞよろしくお願いいたします♪りまの雨宮さん
私も、そう思います。フォローありがとうございました!どうぞよろしくお願いいたします♪りまの2021/01/31
-
-
静かで美しい世界の終わりに
とどまることを選択したのは
しょうがないこと
-
とてもおもしろかった。不思議な内容。
2つの物語の繋がりもよかった。 -
優秀な計算士である主人公。ある日、地下深くの研究所で博士の依頼を受けたことから運命の歯車が狂い始める。
村上春樹の初期の作品。架空の世界観が村上春樹らしく、上質なファンタジーだと思う。現実世界と脳内世界(世界の終わり)が少しづつリンクしていく様子が巧妙で、読んでいて飽きない。 -
ストーリー云々以前に、やはり表現の一つ一つがいちいち面白い。
余りある表現の中から自分の好きな表現をいくつかでも心に留めておけば、それだけで村上春樹の小説を読んだ意味があるんじゃないかと思う。
個人的には〈世界の終わり〉の僕が心の存在や影の意味を知り始めてからの話や〈ハードボイルドワンダーランド〉の私が自分の生の終わりを意識して最後の1日を過ごすシーンが素敵だった。
2人の主人公が自分の殻を突き破って世界の美しさをしっかり見つけている様子がよく描かれていて、そうなる前と後で世界は変わっていないのに見え方がこんなにも違うのかと考えさせられた。
世界が変わらなくても自分の考え1つで捉え方がこんなにも変わる、というのは現実でも案外そうなのかもしれない。
また、〈ハードボイルドワンダーランド〉の地下で繰り広げられる場面などは、暗闇という他の情報がなく表現が難しいだろう状況をよくもまあここまで文章で伝えることができるなあと感嘆としてしまう。
どんなに突拍子のないシーンでも表現の多様さでありありとシーンが思い浮かべられる凄さが村上春樹がファンを熱狂させる理由の1つだと思う。 -
村上春樹の作品としては物語性が分かりやすい印象。
観念的なのはいつもどおり。 -
村上春樹はあまり好きじゃなかったけど、これは本当に面白かった。
-
最初から最後まで文学的な美しさで輝いている。傑作。