地上に星座をつくる

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 483
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103536918

感想・レビュー・書評

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  • 【いちぶん】
    環境に適応する力や順応していく能力は、北から南まで広範な地域へ移住・散在することになった人類の、最も優れた身体技法であるとぼくは考える。抵抗し、拒絶し、防御するのではなく、受け入れ、溶け込み、包み込んでいく。そうした流れるようなしなやかな姿勢こそ、あらゆる状況下を切り抜ける最大の武器になり得ると信じている。
    (p.14)

  • 旅行をしにくい世の中で読むと、たいそう羨ましい時代だと思う一方で、身体の中に渦巻いている旅行欲を少し満たしてくれるような本だった(この本自体は「旅行本」と呼ぶよりもだいぶ過酷なシーンが多いが)。著者の好奇心や感性を強く感じられる文章力もあり、早く読み進めたいと思いつつも、あえて少しずつ読んでみた。ネパール、ノルウェー、宮古島に行ってみたい。

  • 写真家の石川氏が雑誌新潮に連載していたエッセイ。2020の出版だが、連載されていた期間は2012年から2019年まで、コロナ以前。
    エベレストなどの山岳だけでなく、アジア、北米から北海道、沖縄、東北などなど。写真集ではわからない背景もうかがえる。今は宮古島に住民票を移しているとか。

  • しれとこはうすと、宝湯にいってみよう。こういう人のものを読むと、ちょっとここから気持ちが離れるのでありがたい。

  • 写真もっと見たかったな
    アンデスの山頂で生け贄になったごどもたちのミイラの話、アンデス、インカ文明の本で見たが実際に登山し、目の当たりしたからこそ、着飾って生け贄になった彼らの気持ちに近づけたんだと思う。
    登山家はすごいなあ
    大変なトイレ事情

  • 気楽に旅に行けない世界になってしまったけどそれでも私は去年は新しいことに挑戦した。今年もなかなか旅に出られないのなら、とりあえず自分の県の山をなるべくたくさん登ってみたい。日常のなかに楽しみをみつけ挑戦や新しいことをたくさんやりたい。
    図書館で借りた本だけど手元に置いて置きたいと思った。
    新潮社なので新潮文庫になったらとてもうれしい。

  • 事あるごとにアウトドアマンの文章に惹かれてきた。透き通っているというか、自然の中の人間の立場を身をもって知る者の謙虚さが滲み出た文章に触れることで、静謐な心持ちになれる。彼らの生き方への憧れもある。特に石川直樹は同世代。今後も注目していく。

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著者プロフィール

冒険家、写真家

「2019年 『いま生きているという冒険 増補新版 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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