- Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103710042
感想・レビュー・書評
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やっぱり怖いわ、乃南アサ。
想う力が強すぎてこんなことになるってことは絶対ないけど、もしもこんな力があったらあちこちに死体がいっぱい。
想う人には想われず、想わない人には想われ、思うようにいかないのがこの世なんですけどねえ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生き霊が巻き起こす「泣ける」長編ホラー
二浪中の川島秀明は、予備校で地味でさえない、美作麻衣と出会う。
美作は女として見れないが、気の合ういい仲間だと思う秀明。
秀明は小心者のくせに野心家で、女にだらしなく、複数の女性と付き合っていたが、何とか大学に合格する。
そのころより不思議な夢を見たり、いきなりの動機が起きたりと、不思議な現象が秀明を襲う。
大学に入って付き合いだしたカンナは、秀明を夢中にさせるが、そのカンナにも異変が。
大学の同級生・樋口とともに、病気で寝込んでいるという美作を見舞いに、郷里へ向かうが、待ち受けていたものとは!?
なんとなくあの彼女の生き霊かなあと思いきや、そのまんま。
もう一つひねりがほしかったです。 -
2011.8.15
ジャパニーズホラーの映画のような感じ。
部屋の四隅を確認してしまう。 -
取り憑かれる系のお話です。
あまり得意ではないので乃南さんの作品なのに
ずっと避けていました。
とても分厚い本ですが
途中途中メールでの会話などが入り
読みにくくはなかったです。
主人公の友人が振り回されて可哀想に感じました。 -
1人の女の強い思いが狐の霊の力を借りて生霊となって1人の男とその周りを苦しめていく話。人間の思いは怖いと思った。
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〔未読〕
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「だから言ったのに。でも、もう、どうしようもない。ここまで来ちゃったら」
秀明を見つめ続ける不気味で執拗な視線。
どこにいてもその「目」は彼から離れない。
哀しく切なすぎる恋心を描いた青春ホラーの金字塔。
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'06.01.27