- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103784012
感想・レビュー・書評
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若干読みにくかったのは紙の劣化のせいかなー知ってる地名がいっぱいでたこと、心情の表現の言葉選び、微細な動きの言葉選びが印象的だった。
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いわゆる、襲撃ものミステリー。銀行の地下から500キロの金塊を盗み出そうと企てる男たちの話。
ディテイルが正確無比で圧倒的な迫力。中盤からは、もうガンガン引き込まれる!
ただこの話は人間の話だと思う。痛快な泥棒劇じゃなく。一人の人間が救われるまでの。いや、二人かなー。抱えたものを、それに気付かず、気付いても、日常の雑事に紛れて、流されて、何時の間にか終わりが来ていた、…てのがフツーの幸せて言うんだろうな。 -
大阪!大阪!!
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じいちゃんが予想通りになって悲しかった。春樹が気の毒。北村はいい人だー! 雑誌掲載版の暗黒エンドが読んでみたい。モモと幸田がふたりで完結しきっているのがちょっと羨ましい鴨。
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ハードカバー版。
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初読高村薫。はじめは内容が難しくてのろのろだったのですが、だんだんこれでもかというほど引き込まれてしまい、本を置きながら読んだ自分を呪いました。再読したときはもう一気です。
構成からストーリー、人物まで、どこをとってもすばらしいので、いったい一体何にいちばん惹かれたのか分からない小説です。登場人物に共感するということが不思議なくらいなかったのですが、それなのに妙に引き込まれてしまうところがすごい。(なぜ?と思うこと自体が理由なのかも)
高村作品の中で一番好きな本です。 -
高村作品では一番好き!!キャラクターが誰も魅力的。