- Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103784043
感想・レビュー・書評
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彰之シリーズの真ん中。順番間違えた。晴子はもう亡くなってて、前作の雰囲気は全くなし。栄が主人公だった。なぜ?
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暗闇の小説だ。自民党代議士として青森の王として君臨した主人公は人生の晩年に金庫番の私設秘書の自殺、妻を筆頭とする一族の裏切りにあう。74歳になる元王が語る政治家人生は光が届かない泥沼の底だった。読んでいて鬱鬱とした気分になるがなぜか止められない。作家は読者に一切配慮せず政治の陰部を突きつける。最後まで読まなければ作者に負けるという意識で読み切った。700頁以上になる小説の残り100頁から異常に面白くなった。さあ、この陰鬱に負けずに政治の暗部を覗いてくれ。
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晴子情歌が母と息子のやり取りだったのに対してこちらは父と息子のやり取りになっている。
前作は手紙という形式をとっていたから一方通行の様な印象があった。
今作は対話しているはずなのにどこかが噛み合ないような雰囲気を醸し出していて同性同士の親子の関係の方がより根が深いものなのかもしれないとも思った。
親子といってもほぼ同じ環境下にいたことがないという特殊さもさながら、何か因縁の様な血の存在を感じるからなのだろうか…。
とりあえず政治の話はいいとして仏教の宗教観の話が特に理解するのが難し過ぎた…。 -
何度となく挫折してきたんですが、やっと上巻を読み終えました。
晴子情歌での彰之のイメージは感情の起伏があまりないように感じたけど永平寺の修行風景では年下に怒鳴りまくってたという人間らしさが感じられて良かったです。
詳しい感想は下巻にて。 -
感想やらなんやらは下巻にて。
20121003読了。 -
よかった…新作楽しみ
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未読。表紙のインパクト大。
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購入者:矢北(2007.3.31)返却(2007.5.21)仏教と政治と父子のお話です。とにかく、長い!仏教用語が沢山でてくるし、正直読みにくい・・・。でも、なぜだか不思議なおもしろさがある本です。長い本ですが、これで終わらず下巻に続きます。読まれる方は少しばかりご覚悟を。(シェイクスピアものではありません。)
返却:滝口(2007.10.27)
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日本経済新聞の連載時に読んだ。加筆訂正などあるのだろうか?