本格小説 上

著者 :
  • 新潮社
3.87
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本棚登録 : 321
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104077021

感想・レビュー・書評

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  • ものすごい力作であることは間違いないです。
    衝撃のラストが蛇足って思ってしまうのがちょっと残念。ラストがなくても傑作です。

  • おそらく下巻で始まる、昭和の大河ドラマの導入部。
    評価は下巻でしましょう。

    導入までが、長いかな。
    ちょっと前までの日本。

  • (10/7読了)

  • 上下巻。主人公がまとった視線にからまる執着と承認の濃厚な戦後大河ロマンス。承認されて初めてその生を生きる者と、承認することによって自己を生きる者が、ダイナミックな状況の変幻を通して重層をなす語りの構造から浮かび上がる様々な人物の生き様、その日常時間の経過が細部に渡って描かれる。その語りが醸し出す雰囲気、人生の始めと終盤に至るさまはひたすら哀しくも美しくロゴスの承認をせまり、読者を魅惑してやまない。

  • タイトルの通り、本格小説の形式で書かれている。壮大な物語が展開される予感に満ちた始まり。

  • そのうち読もうと思いつつ、月日が流れました。

  • 大河ドラマで、ばりばりの恋愛もので戦後の日本を描いてます。

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著者プロフィール

水村美苗(みずむら・みなえ)
東京生まれ。12歳で渡米。イェール大学卒、仏文専攻。同大学院修了後、帰国。のち、プリンストン大学などで日本近代文学を教える。1990年『續明暗』を刊行し芸術選奨新人賞、95年に『私小説from left to right』で野間文芸新人賞、2002年『本格小説』で読売文学賞、08年『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』で小林秀雄賞、12年『母の遺産―新聞小説』で大佛次郎賞を受賞。

「2022年 『日本語で書くということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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