夕映え天使

著者 :
  • 新潮社
3.11
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本棚登録 : 316
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104394036

感想・レビュー・書評

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  • 短編はあまり好きではなく、心に残らなかった

  •  浅田次郎「夕映え天使」、2008.12発行、6話。「夕映え天使」はいい感じで読んでましたが、ラストがあまりにも切ないです。テーマが不明です。「切符」はヘップバーンのような髪のお姉さんに魅かれる小学校4年生の男の子と、仲良しの同級生の女の子、粋なおじいさんもいて楽しめました。「特別な一日」は、可もなく不可もなし、そんな感じです。「琥珀」と「丘の上の白い家」は、テーマ不明です。「樹海の人」も著者の自衛隊への思い入れはわかりますが、私には意味不明な感じでした。失礼しました。
    浅田次郎「夕映え天使」、2008.12発行、再読、6話が収録されています。「夕映え天使」は切なすぎます。「切符」は楽しめました。夫の定年日に合わせて庭の花を咲かせる妻の話「特別な一日」、良かったです。1に花、2に本、3に食事の著者の面目躍如ですね。喫茶店で時効前の店主と定年前の警察官を描いた「琥珀」、あの後、逮捕したら小説ではなくなると思います。「丘の上の白い家」と自衛官時代の訓練の様子を描いた「樹海の人」は、再読後も意味不明でした。

  • 2017.04.07
    よくもこんなに色々な題材の、しかも色々な内容の短編集を書かれるものだと感心した。さすが、浅田次郎さんだ。

  • この方の短編集は好きなものが多かったが、今回はイマイチ。あまり心に引っかからなかったが、好みの問題である。表題の話が一番腑に落ちず、心に残った。彼女はなぜ死を選んだのか、いつか分かるだろうか。

  • さびれた商店街の、父と息子二人だけの小さな中華料理店。
    味気ない日々を過ごす俺たちの前に現れた天使のような女・純子。
    あいつは線香花火のように儚い思い出を俺たちに残し、突然消えてしまった。
    表題作「夕映え天使」をはじめ、「切符」「特別な一日」「琥珀」「丘の上の白い家」「樹海の人」の6編の短篇を収録。
    特別な一日の普通の出来事、日常の生活に起こる特別な事件。
    (アマゾンより引用)

    何かちょっと意味分かんない話が何点かあった(´・ω・`)
    表題作が一番好きだったかも

  • 短編集。
    後に行くほどましになるけれど、ちょっと言葉遣いとか気になる。奥さんの事を「ばばあ」とか、ちょっとなさすぎるなぁ。

    なかでも「特別な一日」がよかったです。
    定年の最後の日の描写なのかとおもいきや、本当は人類最後の日だった。

    私も最後の日は愛する人の手を取って薔薇の香りに包まれて過ごしたい。

  • 琥珀が1番良かった。

  • 流石浅田作品!!。
    短編でも読ませてくれる!!。
    2014_12_08読

  • まあまあ

  • 短編集。切符、丘の上の白い家が好きかな。理不尽で割り切れない話ばかりで、なんかすっきりしないけど…。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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