- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104595013
作品紹介・あらすじ
銀座から地下鉄で10分、木造の長屋ともんじゃ焼きとスカイラインを切り取る超高層マンションが調和して共存する町・月島。この町で僕たちは恋をし、傷つき、死と出会い、いたわり合い、そして大人になっていく…。14歳の中学生4人組が1年間に出会った8つの瑞々しい物語。
感想・レビュー・書評
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たくさんのシビアな事件にも中学生らしい素直さと大人びた冷静さや、大人に勝る正義感で乗り越えていく4人。
そんな4人を見ているととてもまぶしくて「若いっていいなぁ」と思ってしまった。
私もまだまだ若い!青春しよう。できるかできないかは自分次第。 -
ビリビリする話だった
読むのは楽しい
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ホロリとさせる短編集。この4人の大人になった後日談も書いてほしいなぁ。
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14歳の少年たちの日常。早老症のナオトの誕生日にテツローたちが考えたプレゼントと、その結末に泣けた。いい友だちだなあ。テツローの彼女の拒食症とか、ダイの父の遺した自転車とか、ちょっとうるっときそうになった。次は2年後の話らしい6TEENも読もう。
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1/400
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おお。14歳! 中2!
四人のバランスいいね。
月島って場所の選択もいい。
ただ、表紙と裏表紙の写真はいただけないけど。
男のコってしなやかだなあ。 -
テツロー、ジュン、ナオト、ダイ
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14歳の4人の男の子の友情物語。
けっこうジーンときて、ところどころで泣いてしまった。
すごくうらやましい関係。 -
14歳(中学1年生)の少年4人が東京・月島を舞台にした日常を綴る物語。中二病という言葉があるように、この年頃の少年は、体と精神が子供から大人に変わる難しくも面白いとき。その時代(あえて青春時代と呼んでいいと思う)のガキでありながら実はしっかりと物事を考えるようになるまでの成長ぶりが頼もしく見える。この小説を読んだ時、たまたま自分の息子も14歳であった。自分の息子と比較すると、登場人物はかなり大人びているなあと思ってしまうが、実際には自分の息子も同じくらい成長ぶりしてるのかなと、親が気づいていないだけなのではないかと思い始めた。それにしてもこの作品の登場人物は性への関心が半端ない。いや、関心だけでなく行動もすごい。自分の時はどうだったかなと振り返って見たが、関心は大いにあったが行動力はなかったなと。これも時代なのかな。
少年を卒業してしまった大人が読んで、あの頃の甘酸っぱい記憶を呼び戻すきっかけにもなるだろう。からだのあちこちをかゆくしながら読みました。直木賞受賞作品。