- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104596041
感想・レビュー・書評
-
最初っからコミカルでユーモアに溢れてて何度も声出して笑っちゃうくらい面白い本。全員憎めない愛嬌のある登場人物ばっかりだったし、こんなお父さん4人組だったら全然大歓迎しちゃう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
父親が4人もいる主人公、由紀夫の物語。
由紀夫の同級生の自由気ままな様子に「おいおい、もう少し由紀夫のことも気遣ってあげなよ。」と言いたくなってしまう笑
バラバラに見えた要素が最終的にまとまっていく過程が面白い!
-
「どんなに発想が豊かで、賢くても、相手を不快にして、退屈させるようだったら意味がない。」(194ページ)
発想が豊かだったり、乏しかったり。
賢かったり、賢くなかったり。
そんな父親が4人もいる、不思議な家庭で育つ主人公。
けれど、どのメンバーも、
けっして相手を不快にさせたり、退屈させたりしない個性を持っている。
そんな家族に訪れる事件に、爽快に取り組む物語り。 -
4人も父親がいるって、最高じゃん。
それぞれから生き方や考え方など様々なことを学ぶ由紀夫が羨ましい!今回も伏線の回収が鮮やか。 -
2020.06.09読了
奇想天外な設定から、どんなことが巻き起こるのかとワクワクしたものの、その設定自体の意味や経緯のようなものが詳しく語られることがなく残念だった。
ただし、わかりやすく魅力的なキャラクターたちのある日常という意味では面白かった。
終盤があまりにもバタバタで、急に終わらせたんじゃ無いかと思ってしまったぐらい。もう少し丁寧に終わらせてくれても良かったんじゃないか。
設定が完成されているので、これは続編があっても面白そうだなぁと思ってみたものの、無いだろうなぁ。 -
めちゃくちゃおもしろい
-
由紀夫くん救出作戦がとても良かったです。クラスメイトの女の子は、途中本当にちょっとイラっとするくらいでしたが、ラストのところで全て許せました。それまでのことも色々なエピソードが繋がっていて、さすがと思いました。面白かったです。
-
四人の父親がいて自分が誰の子かわからない、母親も四人全員と一緒に住んでいるとか設定が色んな意味ですごい。とりあえず四人とも個性が強い。主人公の周りの友人たちも図々しい性格していてあまり好きにはなれないけど、この性格だからこそ事件解決にも果敢に協力できたのかな。脅威の人物である富田林さんとの関係がいまいちふわふわしていたし、事件解決辺りからちょっと最後は物足りなさを感じた。
-
「俺には、父親が4人いる_。」
男子高校生、由紀夫と個性豊かな4人の父親による痛快家族エンタ!!
後半の怒涛の伏線回収は一見の価値ありです! -
著者自ら「第一期」の最後の作品と言っている通り、ラッシュライフなどのような並行するエピソード、ラストにおける怒涛の伏線回収が楽しめる一作です。が、やや冴えないというか…いや、細かいところまで無駄なく拾っているなあとは思ったのだけれど、それぞれのエピソード同士の結びつきが弱いというか。あと富田林さんのこととかあっさり片付きすぎじゃない?なんて思ったり。フィッシュストーリーの方が「おぉ!」っていう感動があったなあ…と思い出しました。とは言え、初の新聞連載小説ということも関係しているのかいないのか、とってもテンポよく、また登場人物一人一人の個性が光り、皆魅力的で、読みやすかったです。次はちょっと骨太な話が読みたいな…何にしようかな。