一勝九敗

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104642014

感想・レビュー・書評

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  • 軍隊式とか。

  • ユニクロ(ファーストリテイリング)社長の柳井さんの経営哲学。
    信念を持った経営者という印象が強いです。

    いろいろと新しいことをやろうとしながらも。
    根幹にある考え方や信念はあまり変わらない。

    山あり谷ありのユニクロの栄枯盛衰はあれども。
    チャレンジし続ける情熱は本当にすごいと思う。

    賛否両論はあるかもしれないが、柳井さんの考え方は結構好き。
    熱い部分と冷静な部分のバランス感覚が良いなと思う。

  • 柳井会長に対する印象、すごく変わりました。ものすごく熱い方だったんですね。S⇒B⇒Iを地でいってる方だと思いました。尊敬、
    見習いたいところがいっぱい。勉強になります。

  • 全ての店舗に頭脳があり商品を売らされるのではなく、自分で売る感覚を日常化する
    やりたいことができるのは働く喜び
    成長している企業にはある時期ある時期に、必要な人は必然と集まってくる
    失敗と判断した時にすぐに撤回できるかどうか
    自分で考えて自分で商売することが大事
    組織は仕事をするためにあって、組織のために仕事というものはない
    よい失敗は原因がはっきりわかっていて、次は失敗をしないようできること
    商売や経営で本当に成功しようと思えば、失敗しても実行する。めげずに実行する。これしかない。

  • 日本で一番有名な経営者が書いた本。
    自伝というよりは、自身の経営に関する考えを書いた物だ。
    失敗はすぐに気づければ失敗ではない、むしろ成功の芽なのだ。彼の言葉はユニクロの数々の失敗を思い出せば、失敗に失敗を重ねて今がある事がよくわかる。
    また、行動実行しなければ意味がない。
    ただの机上の空論となってしまう。
    という言葉も身に染みた。
    10年前に書かれたほんなのだが、実力主義や女性雇用、障がい者雇用、外国人雇用、そしてグローバル企業などユニクロに関して今連想される事も書いていて感心。
    読んで損はない。

  • おもしろかった。

    柳井氏のすごいところは自分やユニクロの評価をきわめて客観的にできることだと思う。
    誰もが客観的に判断することを求められ、やっているつもりではあるが
    ここまで実際に見れているからこそ、あのユニクロの急成長につながったのではないか。

  • 柳井氏の経営学が垣間見れた。
    小さな商社から、現在までの成長をいかに達成したのか?
    当時描いていた現在の目標。
    また、彼が理想とする店長一人ひとりが独立し、その集団をユニクロとするという大いなる夢などが書かれていた。

  • 店長に対する考え方が、印象的。
    店長が最終目標で、頑張れば年収三千万も。というのは夢があっていいなと思う。これは2003年の著書なので、最近の状況を振り返ったような本も読みたいなと思います。

  • 一代でユニクロを街の洋服屋さんから世界に進出する一大衣料品企業に成長させた柳井さんのユニクロ成功譚。

    ただ成功の裏には失敗もある訳で、そのあたりも垣間見せながら概ね順調にやってきたユニクロの成長を時系列で説明。合間合間に自己の経営論なども織り交ぜつつ柳井流の経営方針を披露。

    すっかり大企業になりながらも、基本を忘れず、基本に忠実であろうとする姿勢、それは即ち、品質の良い商品を手頃な価格でお客に提供する事を最大の目的とし、それを実現するための会社作りを常にし続ける事に真摯に取り組み続けることとその重要性が切々と綴られている。

    ただまぁいいことは書いてあるし読んでいると元気が出るっちゃ出るけど、正直半分くらいは「なんか嘘くさいなぁ」と感じざるを得ないところもあったりして、やっぱり本書出版の大きな目的の一つは企業PRなんだよねぇとか下世話なことも感じざるを得ない一冊。

    でも面白かった。

  • ユニクロ(ファーストリテイリング)の会長。山口県の宇部が発祥。
    創業時からユニクロは低価格商品の販売がメインで、メーカーから仕入れてくる商品は安いが品質は二の次だったと筆者も振り返る。
    事業拡大期には資金繰りに苦労して株式上場を目指すが、公認会計士から、「株式公開がすべてではなく、公開できるような実力を持った会社、つまり社会的に認められる会社にしないとこれからの競争社会に生き残っていけない」教わったというエピソードがおもしろい。
    本書のタイトル通り、筆者はさまざまな失敗を経験している。スポクロ、ファミクロ、さまざまなブランド、子供服ブランドへの出資、NYデザイン会社の失敗など。
    一年に三十店舗ずつオープンさせないと会社がつぶれると真剣に思っていた時期には、会社で開催した研修会で講師が、「トップダウンでやるよりも社員一人ひとりが考えて実行するほうが大事だ。上司に言われることをやるだけではダメ」という趣旨の話を聞き、ボトムアップをしている時間的な余裕は全く無く、その場で講師に喰ってかかった。強烈なリーダーシップを持ったワンマン社長であるからこそ、あれほどの成功がおさめられたのだろう。
    ユニクロ大成功のきっかけは、やはりフリースの成功にあった。
    原宿店のオープン時、98年の秋冬は200万枚、TVコマーシャルを流すようになった99年秋冬には600万枚を計画して実際には850万枚、2000年の秋冬には51色が勢ぞろいして1200万枚目標のところ実際には2600万枚を売り上げた。
    原宿店開店時コピー「ユニクロのフリース ¥1900」
    99年8月全国紙に出した全面広告のコピー「ユニクロはなぜ、ジーンズを2900円で売ることができるのか」

    人事制度や組織についても独自の考え方がある。
    品質向上のために中国の生産委託会社に日本の品質基準で生産してもらうための努力については簡単にしか触れられていない。

    経営者十戒
    1経営者は、何が何でも結果を出せ
    2経営者は明確な方針を示し、首尾一貫せよ
    3経営者は高い理想を持ち、現実を直視せよ
    4経営者は常識にとらわれず、柔軟に対処せよ
    5経営者は誰よりも熱心に、自分の意ごとをせよ
    6経営者は鬼にも仏にもなり、部下を徹底的に鍛え勇気づけよ
    7経営者はハエタタキにならず、本質的な問題解決をせよ
    8経営者はリスクを読み切り、果敢に挑戦せよ
    9経営者はビジョンを示し、将来を掴み取れ
    10経営者は率直な気持ちで、即実行せよ

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