- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104645022
感想・レビュー・書評
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何と言ったらいいのか、実はよくわからない。読み終えた後、言いようのないスッキリしない気持ちが残った。4話とも同じ小道具が使われていて関連がありそうと思わせておいて、そのあたりの説明が詳しく出てこないので消化不良気味。ものすごく怖い本というわけではないけれど、皮膚に残るような、後からゾワッとくるような怖さが印象に残った。「きつねのはなし」なだけに狐につままれたような気分。雰囲気は嫌いじゃないですが。
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書評やあらすじを拝読して、ホラーというより怪談に近いような不思議そうな感覚に惹かれて読んでみましたが、今ひとつストーリーをのみ込むことができませんでした。私の読解力のなさか…もう一度読み返すといくらか内容が理解できるのかなと思わせますがもう一度読む気は今のところありません…。一つ一つの短編に登場する人物の行動に矛盾がありますが、そこに恐怖を見出すべきだとしたらそれはあまり好きにはなれません。今回が森見さんの小説を読む初めての機会でしたのが、雰囲気や文体自体は面白かったのでユニークといわれる別の作品に期待。
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読んでいて、なぜか恩田陸の『私の家では何も起こらない』を思い出した。
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キレイな森見登美彦さん。笑
怖くて不気味で良い雰囲気の本です。
京都に見られる 魔 とそれに魅入られたり、取り憑かれたりした人たちの不思議な連作?短編集。世にも奇妙な物語です。世界を旅した不思議な先輩のお話が面白かったです。
でも、私はあの森見登美彦節が好きなので、少し物足りないっす。 -
不思議な妖しげな物語。京都、古道具屋、縁側のある古いお屋敷、竹薮、古本屋、路地etc 私の好物が入ってるのだが・・・不気味な話で読後感はあまりよくない。
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暗い部屋で一人で読んでいると、背筋がゾクゾク。私のような、肝っ玉が小さい人は、明るい時間に読む事をお勧めします(^_^;)
岩井志麻子/江戸川乱歩の小説を髣髴させるような、仄暗い古めかしい感じが、なんとも百物語調で、読み終わってから後ろを振り返ってしまいます。
作者が古都出身の方のようなので、京都の描写が大変詳細で、情景も大変分りやすく、登場人物と一緒に京都の町を散策している気分になります。
話は、4話からなる短編小説。4つとも登場人物や話の設定はまったく違うのですが 、同じ京都の町だし、出てくる骨董品屋の名前や妖怪(?)が一緒だったり、何処かしら伏線が敷いて有るのが、また不思議でゾクッとします。
話の終わり方がぼんやりなので、『なんだったの?』と、もどかしく思いますが、多分読み手に色々想像させて、怖さの余韻を味あわせようという作者の意図なのでしょうね。。
はっきりしたい人には、イライラするかもしれませんが、私は好きです。 -
読みたい。
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内容がよく分からないながらも、ひきつけられるものがある。それは、妖艶な文章かもしれないし、説明のできない不思議さなのかもしれない。