- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104645039
感想・レビュー・書評
-
森見登美彦が好きな人は彼のこういうところがすきなんだろうなぁーっという要素がぎゅうぎゅうに詰め込まれた作品。森見の阿呆京大生ものはやっぱり肌に合わない。他の森見作品をかなり読んでいなければ読者置いてけぼりで話が展開するので、森見上級者向け作品ではあると思う。2012/055
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前3本はなかなか良かったです。
後ろ2本は、よくわからなかった。と言うか読む気が失せた。 -
阿呆で無益で痛々しい。
なのにどうして、こんなにも愛おしい。
この文体で、登場人物いっぱいというか視点がころころ変わると誰が誰やらわからんくなって難しかった…
蝸牛の角の場面展開、脳内イメージで再生するのがとても楽しい。
グッド・バイが好きだな〜 -
あれ?この本前に読んだよな?って位にだいたいおんなじなんだよ、この方の作品は。でも読む。空気感とかが良いんだな。何も考えずに読める素晴らしい作品だ!
-
森見ワールド炸裂。
面白みもあったけど、途中訳が分からなくなった部分があった。
内容が分かれば面白いんだろうなぁ。。 -
森見先生の作品3作目。今まで読んだ作品と同様、華麗で流れるような文章、現実なのか、妄想なのか、不思議な世界観は相変わらずでした。
しかし、本作は物語のテーマ、流れがよく分からず、読んでいても話がなかなか入ってきませんでした。なんでだろう? -
失敗した。
読み始めてから気がついたのだけれど、どうやらこの短編集は、
今までの森見作品の登場人物たちと”リンク”している模様。
前章を読まずして物語(短編といえど)の面白さは十分に伝わってこないもの。
「新釈 走れメロス他四編」と「夜は短し~」だけではちょっと足りなかったか…。
というわけで、一通り他の森見作品を読み終えたら、
いつかまた再読しようと思います。
とりあえず今回読んでみて思ったのは、
阿呆とユーモアのバランスが悪いのでは?ということ。
特に前半は阿呆のウェイトが高く、下らない話に思えてならないのは、
端的に前章を未読であるがゆえの感想であると願いたいものです。
その中でも「大日本凡人會」は面白かった。
凡人を目指す非凡人の集い。まさに阿呆。そしてストーリーがユーモア。
非凡な人達が世の中のために力を使うまいとすることに異をとなえ、
最後の最後に存在感を示す人物が、
全く目立たない存在感皆無の人物という着地点。
まさに阿呆とユーモアの絶妙なバランスが生む快作でした。 -
再読。といっても内容を全然覚えていなかった。「太陽の塔」「夜は短し〜」「四畳半神話体系」「恋文〜」のアホアホ大学生活はおもしろかったし、何だかんだ言いつつ楽しそうじゃん、こんだけ真剣にアホやれる仲間がいるんだからリア充じゃんと生暖かい気持ちになったけどなあ‥。本作は全体的にそういう気持ちにはなれなくて、再び流し読みするはめに。うわあ‥イタッ‥っていうのが正直な感想。 ただ、「大日本凡人會」はおもしろかった!ところどころにちりばめられた小技ににやけてしまう。
-
うーん
視点がころころ変わる書き方で、私は読みにくかった。
中盤で読むのをやめました。
でも、森見 登美彦氏のほかの作品は大好きです。
これからも森見 登美彦氏の本を読もうと思っています。 -
ひどく退屈な本。「感動」というものがない。心をどのベクトルにも動かされない。ただ漫然と、惰性で読み進めた。
まず、ファンタジーなのかはっきりしない。場面転換も訳がわからないし、京都に住んでなければ地理的素養がないので映像化出来ない。
それがワールドだ、とか言う友人がいたが、それは問題のすり替えに過ぎないだろう。わからないものを、そういうものであるとして受け入れている。ここに理解はなく、ただの宗教しかない。
伝えるものを、ある程度伝えなければならない。この作者にはそれがない。