ハルモニア

著者 :
  • 新潮社
3.02
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本棚登録 : 128
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104695041

感想・レビュー・書評

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  • 2,024.3 ,27日
    音楽が好きだから読んだけど。
    才能のある,なしで複雑なんだ。

  • 受賞直後の1冊ということで手に取った。ずいぶん前に読んだため印象が薄い。

  • 力がない作家の限界を露呈している。

  • あまり好みの話じゃなかったです。

  • 音楽用語ばりばりの「わかるやつだけわかりゃいい」小説。自信のない主人公、自信たっぷりの<きみ>。なんか今風の純文学だなあと思ったけど、現実の人と関わりながら自分の音楽を作り上げていく主人公の行き方に意外と好感をもてて、読後感はとても良かった。

  • 音楽を題材にしてるだけあって文章も綺麗ですね

  • 音楽に生き人間に無関心な少女と、現実の慰めを音楽に求める苦学生の青年の物語が、ゲイの少年、ストイックな留学生、劣等感を抱える女学生に彩られながら語られる。全く正反対な2人がどうすればひとつの音楽となり、調和していけるかという物語。

    筋書きとして目立つ大きな展開はなく、「ぼく」によって描き出される世界観を楽しむ作品。珍しいことも難解なことも言ってはいないけど、「ああ、そういうところは現実であるよね」と腑に落ちるようなことを「ぼく」が感じて、変わっていく様子を追っていくのがおもしろい。

    同時収録の「砂糖菓子哀歌」は、失恋した女性を菓子の比喩を使いながら、そしてそれに導かれながら表現していく小説。
    両作品とも人を選ぶ作風かと。

  • 音楽系の小説なんだけどもどうにも感情移入できなくてこの評価です。

    才能あふれるけども変わり者のナジャとゲイのルツコ、心を病みながらもピアノを志す金持ちボンボンのキムとあんまり才能ないけど頑張ってる主人公のお話。
    話としてはよくありがちな感じなんだけど話は薄っぺらく感じてしまいどうもね。。。

    響く人には響くのかも?鈍感でスイマセン。

  • 主旋律と伴奏。

    表と裏。

    近くて遠い、二人の音大生の物語。

  • 音楽 恋愛小説

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著者プロフィール

1976年生まれ。1999年、「二匹」で第35回文藝賞を受賞しデビュー。2004年、『白バラ四姉妹殺人事件』で第17回三島由紀夫賞候補、2005年『六〇〇〇度の愛』で三島由紀夫賞受賞。2006年「ナンバーワン・コンストラクション」で第135回芥川賞候補。2007年『ピカルディーの三度』で野間文芸新人賞受賞。2009年「女の庭」で第140回芥川賞候補、『ゼロの王国』で第5回絲山賞を受賞。2010年『その暁のぬるさ』で第143回芥川賞候補。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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