僕の女を探しているんだ

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104731060

作品紹介・あらすじ

愛って何なのかな? 自分の幸せ以上に相手の幸せを願うことかな――。大丈夫、会いたいと強く願えば、きっと会える――。黒いコートを着た背の高い彼は、大事な人を探しにここへ来ていた。海辺で、ピアノのそばで、病院で、列車の中で、湖のほとりで、彼は私たちをそっと守り、救ってくれた。大ヒットドラマ「愛の不時着」に心奪われた著者による熱いオマージュの込められたラブストーリー9篇。

感想・レビュー・書評

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  • 愛って何なのかな?
    自分の幸せ以上に相手の幸せを願うことかなー。

    老若男女、様々な傷や悩みを持つ人の前にふらっと現れる、黒いコートの謎のイケメン。
    韓国ドラマ「愛の不時着」にどハマりした作者が、強いオマージュを込めて描いた9つのストーリー♪♪
    ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼

    何年か前に見て私もハマった「愛の不時着」♪
    もっとドラマの世界そのまんまのオマージュ作品なのかと思ってたけど、そういう感じとは違ったので、ドラマを知ってても知らなくても十分楽しめるんじゃないかと思う。

    黒いコートを着た背の高い謎の男"リ・ジョンヒョク"。
    ドラマでは人気俳優ヒョンビンが演じた主人公だけど、その彼が大切な人を探してる最中に出会った9人の人達との話、という言ってみれば外伝の様な構成。

    ドラマでのちょっとしたエピソードだったり、アイテムだったりが散りばめられていたみたいだけど、なんせ見たの何年も前だし、アロマキャンドルとボンネットくらいしか気づけなかった〜笑
    それでも全然問題なし笑

    どこからともなく現れて、いつの間にかいなくなってるリ・ジョンヒョク。
    どこか不思議なストーリーだったけど、思わず泣いてしまう様な話もあったり、どれも心があたたかくなる様な話でとても良かった。

    1番最初の話とテントの話が特に好きでした✩︎⡱

    また「愛の不時着」見たくなっちゃったけど、すでにNetflix解約してもうた〜〜(TT)








    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      梨泰院クラスだってまだ…なんですよねぇ…。゚(゚´Д`゚)゚。
      梨泰院クラスだってまだ…なんですよねぇ…。゚(゚´Д`゚)゚。
      2023/09/02
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      でも、みたら止まらくなって
      寝不足になるんですよね〜(笑)
      でも、みたら止まらくなって
      寝不足になるんですよね〜(笑)
      2023/09/02
    • mihiroさん
      チーニャさ〜ん♡おはようございます(*^^*)
      私もずっと見たかったんですが、だいぶ後になってから見ました笑
      梨泰院クラスも人気ドラマですも...
      チーニャさ〜ん♡おはようございます(*^^*)
      私もずっと見たかったんですが、だいぶ後になってから見ました笑
      梨泰院クラスも人気ドラマですもんね!
      でも独占配信とか多すぎてなかなか見づらいの多いですよね۹(◦`H´◦)۶プンスカ!
      韓ドラは見出すとほんと沼っちゃいます〜
      私も最近見てないので、なんか韓ドラ見たくなってきました〜♡
      2023/09/03
  • 今までの著者作品でいちばん好きかも。

    リーさんをめぐる連作?短編集。

    ”大ヒットドラマ「愛の不時着」に心奪われた著者による熱いオマージュの込められた・・・”
    なるほど~、読んだ後で知ったけど。って、愛の不時着観てないけど、なんとなくわかる(笑)

    とにかくピュアな彼の行動にキュンとくる。
    なかなかこんな男はいないけどね。

  • 不思議系ファンタジー要素たっぷりの短編集。誰が見てもイケメン長身の黒いコートの彼が教えてくれる「愛」。見返りを求めない彼の存在が優しい気持ちにさせてくれる。
    <自分の胸をそっと押さえた。「愛はここにいる」「一匹ずついるんだ、みんなの中に」>この下りにうるっときた。

  • そのドラマも俳優さんも知らないので…う〜ん。

  • 「愛の不時着」のオマージュ…読み終わってから知ったけど そもそも 観てないし 内容も全然知らない。
    イケメンで優しい リさん。一体何者?実在してる?
    「愛の不時着」を観てれば わかるのかな。
    いつもの荒野さんより ちょっと優しい感じのお話が多くて わりと好きでした

  • 連作短編集。あらすじとか何も知らずにただ単に読んだ感想として、フランス語訳の小説みたい〜だったんですが、愛の不時着のオマージュなんですね。わたしそれ観てないので何が何だかさっぱりです。リ・ジョンヒョクって何だよ、って思ってたほどだし…愛の不時着を観てる人のほうが楽しめそう。

  • 知らないよ、リ・ジョンヒョク、愛の不時着。

  • 顔も性格もかっこいい男、リ・ジョンヒョクが元気の無い人たちの前に現れ、気づいたときには去っている。

    「僕の女を探している」というやや粗野な言葉遣いにも関わらず、好ましく思えてくる。
    思わずリさんの画像を検索してしまった程に。

    彼が女性に会えるかということより、彼の存在そのものが神がかっていて気になる。
    そっと寄り添ってくれ、時には力強く激励してくれる彼は一体、何者だったのだろう。

    荒野さんの小説で初めて、女性に優しい…いや、全ての人に優しい男性を見た気がする。
    でもやっぱり冷たい男性が出てくる話が好きでしょうが無い。

  • 韓国ドラマの愛の不時着のオマージュ。

    人生に悩む人々にふいに姿をあらわして幸福をもたらせてくれる男性の存在。
    これが世にいう白い井上荒野さんかあ。
    元ネタは見ていないんだけど、全然大丈夫。
    どちらも好き。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00638670

    大丈夫、会いたいと強く願えば、きっと会える――。黒いコートを着た背の高い彼は、大事な人を探しにここへ来ていた。海辺で、ピアノのそばで、病院で、列車の中で、湖のほとりで、彼は私たちをそっと守り、救ってくれた。大ヒットドラマ「愛の不時着」に心奪われた著者による熱いオマージュの込められたラブストーリー9篇。

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著者プロフィール

井上荒野
一九六一年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。八九年「わたしのヌレエフ」で第一回フェミナ賞受賞。二〇〇四年『潤一』で第一一回島清恋愛文学賞、〇八年『切羽へ』で第一三九回直木賞、一一年『そこへ行くな』で第六回中央公論文芸賞、一六年『赤へ』で第二九回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『もう切るわ』『誰よりも美しい妻』『キャベツ炒めに捧ぐ』『結婚』『それを愛とまちがえるから』『悪い恋人』『ママがやった』『あちらにいる鬼』『よその島』など多数。

「2023年 『よその島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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