張り込み姫 君たちに明日はない 3

著者 : 垣根涼介

• 新潮社 (2010年1月15日発売)

感想・レビュー・書評

[りりこさんの感想 · 2014年10月1日]

主役はリストラを勧める会社に勤める村上真介。でも本当の主役は真介によってリストラを勧告された人たち、悩んだり、周りに流されそうになったり、もがいたり。そして、一番いい形を見つけ、選び新しい道を歩き出す。みんなそれぞれの事情をかかえながら生きているのを見つめ続けている真介。続刊の４も楽しみです。そろそろ恋人の陽子さんとの間にも、ちょっとは変化が生まれるのではと期待もしつつ。

[horinagaumezoさんの感想 · 2014年8月10日]

退職勧奨専門会社社員が主人公の「君たちに明日はない」シリーズの第３弾。このシリーズは、いろんな仕事の内情が知れるのも興味深くて、毎回、楽しみにしているが、今回の「みんなの力」が一番面白く、感動した。電車の中で読んでいて、危うく泣きそうになってしまった。仕事に対する姿勢はいかにあるべきかを見つめ直させてくれた。

[mmさんの感想 · 2014年7月18日]

リストラ請負人・村上真介参上! テレビドラマ化の人気シリーズ最新刊!

企業のリストラを代行する会社に勤める真介の仕事は、クビ切り面接官。「人間にとって、仕事とは何か──」たとえどんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、真介はこの仕事にやりがいを感じている。今回のターゲットは、英会話学校、旅行会社、自動車業界、そして出版社だが……。働くあなたに元気をくれる傑作人間ドラマ。

[happyyuさんの感想 · 2014年7月7日]

いろいろな働き方がありが面白い。 「人に愛され、求められる仕事。そして、みんな力。」「真実。たぶんそれは石ころのようにさり気なく道端に転がっている。」「自分の居場所がここでないと感じたら、本当はいつだって次の世界を見つけたいんだろう？」明日からも、仕事がんばろう。

[riiyan201さんの感想 · 2014年2月26日]

ちょっと内容が似通ってきている気がする。

[hiro8940さんの感想 · 2014年2月19日]

過去の２冊とはちょっと　違う気がしましたが
よかったです。

[nori0714さんの感想 · 2014年1月5日]

旅行業界、自動車業界、出版業界などの企業が不景気につき、リストラ会社に依頼して、自主退職をとお話していく第3弾・・・。

私はこの中で一番自動車ディーラーマスダの話が驚きました笑
この作者は車が好きなんでしょうね~。

[kotripさんの感想 · 2013年12月24日]

君たちに明日はない、の３作目。相変わらずリストラ面接を請け負う主人公と、その対象となる人物の生き様を描いた話。２作目から絶望的な話は無くなり、比較的さらっと辞めていく話が増えた気がする。

[hamukatsuさんの感想 · 2013年9月21日]

よかった

[buelilyさんの感想 · 2013年9月17日]

だんだん深い話も。
前向きな気持ちになれる。

著者プロフィール

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる3冠受賞。その後も05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞。その他の著書に『ヒート アイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『クレイジーヘヴン』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『光秀の定理』などがある。

「2020年 『信長の原理　下』 で使われていた紹介文から引用しています。」