毒親の棄て方: 娘のための自信回復マニュアル

  • 新潮社
3.66
  • (7)
  • (12)
  • (14)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 277
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105069612

作品紹介・あらすじ

「毒親」の名付け親、Dr.スーザンが贈る、〝母娘問題〞最終解決メソッド。恋人やパートナーと長続きしない、夫婦や家族関係がうまくいかない、仕事のトラブルが続く……そんな貴女、母親との問題を抱えていませんか? ベストセラー『毒になる親』の著者が、自己チュウ、過干渉、ネグレクト……愛のない母親に苦しむ娘たちに、解決への道筋を具体的に明示する。娘たちよ、人生を切り拓く勇気をもとう!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 様々なタイプの母親とその子の向き合い方の例があって想像しやすかった。
    自分が当然だと思っていることが本当にそうなのか、事実と理想の識別が大事だと分かったが、1人ではなかなか難しいので友人の力も借りようと思った。
    親の存在が子の性格や考え方に大きく影響していることを改めて感じた。

  • 読了:2015/11/3

    p. 132 母親は娘を消去した。
    → まさにこれだったな…。母親の目に私が見えるようになる時は、母親がイラつき八つ当たりするサンドバッグを求めているだけだった。
    あの人は私を消去したのだから、私の人生にあの人が入ってこさせないのは当然のことだ。

    p. 138 恐怖と苛立ちと裏切りが蔓延した家庭環境におかれたため、人の心と状況を読み取る能力が損なわれ、正確な感情のバロメーターが持てなかった。家を出ると、誰も信用しようとしなくなった。大半の守ってもらえなかった娘がそういう行動をとる。

    p. 143
    あなたは利己的だ。
    あなたは感謝をしない。
    あなたは醜い。
    あなたは歪んでいる。
    あなたは絶対に彼氏を見つけられないでしょう。
    → すげー…これ全部、そのまんまのことを言われたわ。

    p. 157 「なぜ」虐待したか、にこだわるのは生産的ではない。おそらく答えはないから。

    p. 160 真実を受け入れる勇気をもてば、母親に不適切な育て方をされた傷から自由になれる。

    「私の人生を生きさせてほしい」という懇願ではなく、「私は私の人生を生きていきます。あなたの許しを得ずとも」とすることで、自分の人生の門番から親をどかすことが出来る。

  • たわいのないお世辞として「いいお母さんですね」とか「素敵なご主人ですね」などとは言わない方がいい。どこで人の心を傷つけ、人生を壊しているか分からない。こういう問題は素人が忠告するのは難しい。カウンセリングが普及すればと思う。

  • 毒親、特に母親とその母親に育てられた娘に焦点が当たっている。
    原題よりも、かなり強めの表現のタイトルとなっている。
    棄てるというより、母親の呪縛からの卒業という印象を受けた。
    どのような母親が毒親なのかといった事例や、”棄て方”が、具体的に示されているが、実質的に縁を切る方法というより、娘の心の中の踏ん切りの付け方とも言える。

    間違っていたのは自分ではなく、母親の方であり、
    自分は変われるし、自分の人生をいつでも生きられると、勇気づけられた。

  • 様々な例が書かれていて、あるあると思ったし
    罪悪感を覚える必要はないなど各ケースの相談者へのアドバイスで言われるのが心強い。
    自分だけではないと思うことで少しでも回復につながる人にはおすすめできると思う。

    ただ棄て方はそこまで具体的でなく、紙に書いて燃やすといった方法程度で
    基本的には自分の心の持ちようであるという結論。
    勿論どのような場合でも原則はそうかもしれないが
    マニュアルというからにはもう少し具体的な方法の羅列を期待していた。

    また、毒親というタイトルだが母と娘のケースのみだ。
    原題はMothers who can't love. A healing guide for daughtersらしいので、毒親というタイトルがきつすぎた気がする。
    反面、毒親という言葉ができて、一言で説明しやすくなったし、このタイトルでこの本を手により易くなる面もあるだろうと思う。

  • 「毒になる親 一生苦しむ子供」を読みました。泣ける

  • 読んでいると記憶に囚われてしまい、少しずつ読み進めたため、読み終えるのに時間がかかった。こんなにも多くの娘たちが人知れず心に深い傷をずっと抱え、どつぼにはまったように悩み続けている姿に胸が痛んだ。
    著者自身が母親から不安を与えられていた娘だったそうだ。だからだろう。最初から最後まで、クライアントへの心からの共感や途中で手の平を返すことなく伴走し続ける姿勢が感じられ、励まされ、暖かい気持ちになった。
    かつて家族だった人たちのひどい仕打ちについて誰かと語り合いたい気持ちになったときは、これからはこの本を手に取ることにしよう。

  • 思わず襟を正してしまう。子供を育てている最中に読んだら、逆に自信喪失になるかも。すくすく成長し、好きな場所に自由に羽ばたいて行った娘に感謝。

  • 棚番:E09-02,「毒になる親」と同じ著者

  • それと気づくことなく親の毒に侵されてきた人々への福音書第2弾。他人にわかってもらえることはほとんど期待できないつらい人々に少しでも救いとなればいいと思う。力強く生きる指針づくりの一助となる本と思う。

全15件中 1 - 10件を表示

スーザン・フォワードの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×