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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105236014
感想・レビュー・書評
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今年のMVPの一人は間違いなくピート・ハミルだった。東京に暮らすアメリカ人の話。ニューヨーク・スケッチブックのような色んな人の人生の覗き見。
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少し昔の東京を舞台に、アメリカ人から見た日本人、日本人から見た日本人が語られる。復活した盲目の黒人シンガーにインタビューに行った有希子のストーリーーわかりあえそうだったのに、すんでのところで踏み込めなかったこと、人生の苦味に胸をさされて、ブルースがわかりかけたこと。そして、この短編集を読もうと思ったきっかけの「吉祥寺奇譚」。日本文化を愛し、耽溺し、最後には殉じたかのような一編。が、心に残る。最後には、かすかな哀愁と苦さが残るような短編集だった。
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ピート・ハミルの長編ってあるのかどうかわからないけど、短編においては心に残る作品が多いと思う。
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