東京スケッチブック

  • 新潮社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105236014

感想・レビュー・書評

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  • 今年のMVPの一人は間違いなくピート・ハミルだった。東京に暮らすアメリカ人の話。ニューヨーク・スケッチブックのような色んな人の人生の覗き見。

  • 少し昔の東京を舞台に、アメリカ人から見た日本人、日本人から見た日本人が語られる。復活した盲目の黒人シンガーにインタビューに行った有希子のストーリーーわかりあえそうだったのに、すんでのところで踏み込めなかったこと、人生の苦味に胸をさされて、ブルースがわかりかけたこと。そして、この短編集を読もうと思ったきっかけの「吉祥寺奇譚」。日本文化を愛し、耽溺し、最後には殉じたかのような一編。が、心に残る。最後には、かすかな哀愁と苦さが残るような短編集だった。

  • ピート・ハミルの長編ってあるのかどうかわからないけど、短編においては心に残る作品が多いと思う。

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著者プロフィール

1935年ブルックリン生まれ。ジャーナリスト、コラムニスト、作家。ニューヨーク・ポスト記者ののち同紙とニューヨーク・デイリーニューズ紙の編集長になる。著書に『愛しい女』『マンハッタン・ブルース』他。

「2021年 『ニューヨーク・スケッチブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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