ディック・ブルーナのデザイン (とんぼの本)

制作 : 芸術新潮編集部 
  • 新潮社
4.09
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本棚登録 : 412
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021596

作品紹介・あらすじ

究極のシンプル、絶妙な配色、繊細な構図-ブルーナ・デザインはこうして生まれました。

感想・レビュー・書評

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  • 「ディック・ブルーナのデザイン」芸術新潮編集部。

  • ミッフィが好きな理由が解った
    可能な限りシンプルに作り込まれたデザイン
    絵本の内容を説明する絵はなく
    絵本の内容から想像を膨らませるデザイン
    絵ではなくデザイン 洗練されたデザイン
    細部までこだわって描かれているから
    シンプルでも美しく心惹かれる

  • "I think simplicity is most important in design."

    「こどものために絵本をつくっているわけではありません、わたしはグラフィックデザイナーなんです」

    2007年刊行。
    オランダ・ユトレヒトへ本人を訪ねて編まれた、100ページ程度のフルカラー小冊子。

    父親の経営する出版社のデザイナーとして、20年間で2000冊を超えるペーパーバックのデザインを手掛けたそうです。

    ”シンプル”という単語が何度も登場する、オランダに行ってみたくなる本でした。

  • とてもとても大切な一冊。

    この本との出会いがなければ
    今とはもっと違う人生に
    なっていたと思います。

    デザイナーとして
    どう在るべきか
    どう生きるべきか。


    一番尊敬するデザイナー
    ディック・ブルーナさんの
    人生、仕事をこの本で知り、
    その温かさと偉大さに
    胸が熱くなったことをよく
    思い出します。


    この本でブルーナさんの
    仕事の素晴しさを知ってから
    というもの何冊もミッフィーの
    絵本を買って毎日必死に
    写した日々が懐かしいです。



    これまでも、これからも、
    大切な気持ちを忘れないように
    手にとり続けたい一冊。




    読むのにかかった時間:30分

    こんな方にオススメ:デザインな人

  • 自分が作ったポスターのおかげで、誰かが幸せな時間が過ごせた。
    デザイナーにとってこれ以上の誉れはないだろう。

  • ∴‥∵‥∴‥∵企画展示‥∵‥∴‥∵‥∴
    Instagramでこんな本を紹介してました
    ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

    世界で一番有名なうさぎ「ミッフィー」の生みの親、オランダの世界的絵本作家であり、グラフィックデザイナーのディック・ブルーナが語りかけてくる本。
    吟味されつくした配色、構図。
    ブルーナ・デザインの魅力の秘密は、考え抜かれた、これ以上ないシンプルなデザインにある。

    ブルーナは語る。
    「震える線は私の個性なのです。」

    ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

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    ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

  • ミッフィーの絵本に思い出はないけど、大人になってからブラックベアは好きだった。ペーパーバックのシリーズキャラだったのですね、
    ブルーナさんが亡くなったニュースの日に目に付いたので。

  • 【図書館】ブルーナさんのグラフィックデザイナーとしての仕事がいっぱい詰まった本。展示なんども見に行っているのに、風景画・ポスターは初めて見たのが多かった。ブラック・ベアの目が真っ赤な理由は、毎晩遅くまで本を読んでいるからなんですって。ホームに貼られていたポスターを眺めていたおかげで、次の電車を待つのが苦痛どころか、幸せな時間を過ごせた。すごいほめ言葉だなぁ。ブルーナカラーのページが好きだわ。

  • ブルーナさんがデザインされた表装やポスターが多く記載され、画像も多いため見応えがある。
    テーマに沿って、デザインがまとめられているためデザインの比較もしやすい。
    文字はかなり少なく読み物と言うよりは、ディックブルーナさんデザインの資料集のよう。

  • 面白いデザインの本でした。
    52pの駅で電車に乗り遅れた男性からの手紙は私も幸せになりました。

    それとディック・ブルーナさんの笑顔に癒やされます。

  • ユトレヒト行きたい。

    シンプルな中の美しさ。
    これが極みなのかもな。

    6色に絞る
    手書きにこだわる

    ついゴチャゴチャさせがちなので、
    ブルーナの美しさを取り入れた
    創作活動をたまにしよう。


    以下、引用


    ・不必要なものを削り、
    根本的な要素だけで
    デザインできないものか


    ・コミカルな中に、
    語りかけてくるような
    「動き」を感じさせる


    ・一切文字がないものこそが、
    究極のポスター

  • 絵本作家としてもグラフィックデザイナーとしてもすばらしいブルーナさん。
    カバー袖に

    I think simplicity is most important in design. If you make your designs as perfect but also as simple as possible you give lots of room for imagination.That is my philosophy. Dick Bruna

    とブルーナさんのフィロソフィーが端的に。この内容が本書です。(この英文、いろんな構文が入っていて受験生にもよい名文です。笑)

    ブルーナさんの本のつくりかたを心に刻みます。

  • 後れ馳せながら、去年、ディック・ブルーナのすてきさに気づいた
    ブルーナの絵本は数冊しかよんだことがないけれど、全部よんでからこの本を手に取るとなるといつになるかわからないので、先にこちらを図書館で借りた

    【contents】
    1 グラフィック・デザイナー、ディック・ブルーナの誕生
    2 わたしの絵本のつくりかた
    3 わが心の街、ユトレヒト

    中学生の時には、幼なじみがミッフィー好きだった
    大学生の時には、図書館情報学の先生がブルーナファンのようだった
    講義に茶色いミッフィーの傘を持ってきてみせてくれて、目と口だけでそれとわかるシンプルなデザインと、ブルーナ・カラー(Bruna Red, Bruna Yellow, Bruna Blue, Bruna Green, Bruna Brown)のすてきさに触れた
    そのときに、今までミッフィーだと思っていたのは、オランダ語ではナインチェで、日本語訳ではうさこちゃんだと知り、ショックだったのを覚えている(この本ではミッフィーでほぼ統一されている)
    そして去年、図書館で講談社(ミッフィー)と福音館書店(うさこちゃん)の絵本を手にして、その人気を知って借りると、確かに、すてきだ
    赤ちゃん絵本は、出歩くお母さんの荷物としてかさばらないように、幼児にも持ちやすいように、だけでなく、幼児自身の小さなかばんにも入るように、小さいのだと、去年ようやく気づいた
    その点でも、ブルーナの正方形の絵本(15.5×15.5cm)は、洗練されている
    シンプルとは簡潔で普遍的、としか思っていなかったのだけど、カバーのそでのブルーナの自筆のことばに、はっとした
    「デザインはシンプルであることが一番大事。完璧であるだけでなく、できるだけシンプルを心がける。そうすれば見る人がいっぱい想像できるのです。これがわたしの哲学。」!
    この本では、ナインチェ以前のブルーナのデザインの軌跡も辿っていて、《港》という水彩画も、私は大好きになった
    父親の会社でデザイナーとして独立して絵本作家になるまでのことや、絵本の作り方・線がふるえている理由(?)も初めて知って、とても興味深かった
    最近見かける、ブラック・ベアが何者なのか、そしてその目がなぜ赤いのか、もわかってすっきりした
    あっさり読めるので、ブルーナファンでなくても、幼い子どものお母さんにもおすすめだ
    Bruna Brownの絵に笑った

  • 星4つ

  • 手に取って、この本ほしいと衝動が湧いた。
    シンプルってなんてすてきなんだろう。
    ディックブルーナの魅力が満載。
    そして生み出す過程を知りますます、魅了された。
    ひとつひとつの絵、もっとしっかり見なきゃ。

  • 請求記号:726.5/Gei

  • 私のバイブル!
    安らぎたいときに眺めています(*^^*)

  • 親しみが尊敬に変わる本。あの絵本が彼の技術の粋である事に頭が下がる。

  • 「うさぎでお馴染みのオランダの絵本作家」という面よりも「マティスをマスデザインに落とし込んだグラフィックデザイナー」という部分のほうが重要なんじゃないかと思っているので、この本のようにブラックベアシリーズの装丁がけっこう多い本は資料価値が高い。

  • ●わたしの線は、いつも少し震えています。
    まるで心臓の鼓動のように。震える線はわたしの個性なのです。

    ミッフィーでおなじみディックブルーナさんの本。

    この震える線の元になる書き方は
    (1)トレペに下書きし
    (2)トレペをなぞることで紙に跡をつけ
    (3)その線を点で繋ぐ様に筆で書く
    とても手のかかるものだったんですね。

    使用する色を何故ここまで絞りこむのか
    そんなことを知ると子供の頃から見ていた絵本も
    また新たな視点で楽しめそうです。

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