リヴィエラを撃て (新潮ミステリー倶楽部)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (547ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106027284

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    高村さんで最も好きだ。
    いや、全ての本の中で5本の指に入るくらい好き。

    非常に非常に読後が侘しいのも、この本の主要人物全てを愛しく思うがゆえ。
    特にキム、伝書鳩。
    誰もが壮絶な死を遂げたが、この二人のことは胸にこびりついた。

    誰もが愛する人の前で死ねなかった。
    この寂寥感、たまらない。

  • リヴィエラの正体を暴こうとする人々、大国の思惑。長い話だったけれど、飽きることなく読めました。

  • 15年ぶりくらいに再読。
    やっぱりとてもおもしろい。

    前に読んだときはジャックとリーアンに感情移入して読んだような気がするけど、今の私にはサラがすごく印象的。
    シンクレアとダーラム侯のふたりも、昔よりなんだかかっこよく感じた。

  • いちいち確認するも億劫だが、所々文庫版と異なる。
    その中で一番印象的なのは手嶋氏のラストの力強い一言。
    ジュニア共々、今後も頑張って頂きたい

  • あまりにもたくさん登場人物が死ぬし
    どの人も思い入れがある分
    読み終わった後はとても苦しかった。

  • 読んでおいて損はない作品。
    高村薫さんの小説の中でも一番好き。
    コードネーム『リヴィエラ』をめぐる人間達の物語。ラストは寂しすぎるかな。

  • 何回読んでもゾクゾクする。

  • ミステリ、、じゃないような。なんとこの本もハードカバーで持っていた。(文庫版も所持)いつの間に買ったんだろう。

  • 高村さんの中で1番好きな作品。ラストの手塚さんのセリフがすごく良かった。文庫ではカットされているのが残念なところ。

  • 国際スパイ物なんですが、フォーサイスあたりが書いたんじゃないか?って言われてもおかしくないんじゃないかな?って私は思います。これは高村さんの小説の中では一番好きな本だけれど、本当に才能の素晴らしさに感嘆します。表現力もディテールも、ストーリーも、全てカッコいい。登場人物達が物凄く多いんですが、一人一人に手を抜いてなくて、かつ人間味も損なわず、生き生きと描いているのも凄いです。凄く上手な海外の監督に映画化してもらったら面白いだろうなぁ。

著者プロフィール

●高村薫……1953年、大阪に生まれ。国際基督教大学を卒業。商社勤務をへて、1990年『黄金を抱いて翔べ』で第3回日本推理サスペンス大賞を受賞。93年『リヴィエラを撃て』(新潮文庫)で日本推理作家協会賞、『マークスの山』(講談社文庫)で直木賞を受賞。著書に『レディ・ジョーカー』『神の火』『照柿』(以上、新潮文庫)などがある。

「2014年 『日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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