- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106027703
感想・レビュー・書評
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バラバラに進んでいた物語が、美しく絡み合って収束していくパズルのようなミステリー。
読み進めれば進めるほどに楽しさが増して、ページをめくる手が止まらなくなる。
前作『オーデュボンの祈り』に絡んだ内容にも、思わずにやり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
殺人が起こり、犯人を見極めていくというスタイルが好きなオイラにはちと合わなかった。
どちらかというとジグソーパズルを組み立てるような群像劇に感じた。
あと数の多い登場人物たちの把握がしにくかったのだが、なぜだろうか?
森岡浩之氏の「突変」も登場人物が多かったが、すぐに馴染めたのだけど相性かな?
前作の『オーデュポンの祈り』のほうが好み。
『オーデュポンの祈り』を読んでるとクスッとできるとこちょろっとありますね。 -
途中まで彼らのつながりが全然読めなくて退屈だったが、佐々岡と黒澤が出会ったあたりからつながりが見え始め、いっきにおもしろくなった。すごい。黒澤に電話かけてきた同業者は、どこか別の作品でも出てきた人かな?
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読了日2010/07
バラバラのストーリーが最後には一つにまとまる
まるで、ジグソーパズルをしているかのように、少しずつつなげていって、最後に大きな一枚の絵になる!!爽快です -
勢いで読み終えた。頭がグルグルする。
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バラバラに始まった5つの話が、次第に「あれ?」という違和感を見せつつ、最後に一つに組み上がってく。
そして表紙のエッシャーと、リレー、なるほどなと思いました。
後半は「あっ」「これ」と読んでいて思わず声を上げるほど。
一つ一つの話に現実感があまりなかったので、没頭するまではいかなかったですが、これは一気に読んで良かったです。
個人的に黒澤のポリシーが一番のやすらぎどころでした。
あと高橋は一体何者だったのかが最後まで気になりました。 -
すごい!面白い!!!
・・・と思うんだけど、必要なのはわかるとはいえ陰惨なシーンがけっこうあって苦手なのと、ここまで伏線回収しなくてもよいのでは?(しなきゃいけないほど散らかった感アリとも思えなくはない)という2つ分で★1つ減らした感じです。
それにしても、このピースがハマっていくパズル感はやっぱり凄い。 -
2016年7月12日読了。
まさに伊坂さんの真骨頂と呼ぶべきかな。どこでどう繋がるんだろうかとワクワクしながら読み進められる。時間軸がいろいろあるから、ん?なんかおかしくないか?とも思うところがあったけど、しっかり整理したらきっとおかしくない。
時間があったら次に読むときには紙に書いて整理してみよう。と思ったけど多分やらない。