ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)

著者 :
  • 新潮社
3.70
  • (345)
  • (436)
  • (709)
  • (42)
  • (7)
本棚登録 : 2907
感想 : 449
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106027703

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • バラバラに進んでいた物語が、美しく絡み合って収束していくパズルのようなミステリー。
    読み進めれば進めるほどに楽しさが増して、ページをめくる手が止まらなくなる。
    前作『オーデュボンの祈り』に絡んだ内容にも、思わずにやり。

  • 「なんとなくそうかなぁ」とか「これがあの人かなぁ」と感じつつ、時間軸のズレのため「気のせいかも」と思い直して、結局すっかり翻弄されていた。いつか内容を整理しながら再読しないとすっきりしない。

  • 殺人が起こり、犯人を見極めていくというスタイルが好きなオイラにはちと合わなかった。

    どちらかというとジグソーパズルを組み立てるような群像劇に感じた。
    あと数の多い登場人物たちの把握がしにくかったのだが、なぜだろうか?
    森岡浩之氏の「突変」も登場人物が多かったが、すぐに馴染めたのだけど相性かな?

    前作の『オーデュポンの祈り』のほうが好み。
    『オーデュポンの祈り』を読んでるとクスッとできるとこちょろっとありますね。

  • 途中まで彼らのつながりが全然読めなくて退屈だったが、佐々岡と黒澤が出会ったあたりからつながりが見え始め、いっきにおもしろくなった。すごい。黒澤に電話かけてきた同業者は、どこか別の作品でも出てきた人かな?

  • 読了日2010/07
    バラバラのストーリーが最後には一つにまとまる
    まるで、ジグソーパズルをしているかのように、少しずつつなげていって、最後に大きな一枚の絵になる!!爽快です

  • 勢いで読み終えた。頭がグルグルする。

  • 暇つぶし図書館本。面白い……んだろうけど、私にはあわなかった。読みにくいよ……

  • バラバラに始まった5つの話が、次第に「あれ?」という違和感を見せつつ、最後に一つに組み上がってく。
    そして表紙のエッシャーと、リレー、なるほどなと思いました。
    後半は「あっ」「これ」と読んでいて思わず声を上げるほど。
    一つ一つの話に現実感があまりなかったので、没頭するまではいかなかったですが、これは一気に読んで良かったです。

    個人的に黒澤のポリシーが一番のやすらぎどころでした。
    あと高橋は一体何者だったのかが最後まで気になりました。

  • すごい!面白い!!!
    ・・・と思うんだけど、必要なのはわかるとはいえ陰惨なシーンがけっこうあって苦手なのと、ここまで伏線回収しなくてもよいのでは?(しなきゃいけないほど散らかった感アリとも思えなくはない)という2つ分で★1つ減らした感じです。

    それにしても、このピースがハマっていくパズル感はやっぱり凄い。

  • 2016年7月12日読了。
    まさに伊坂さんの真骨頂と呼ぶべきかな。どこでどう繋がるんだろうかとワクワクしながら読み進められる。時間軸がいろいろあるから、ん?なんかおかしくないか?とも思うところがあったけど、しっかり整理したらきっとおかしくない。
    時間があったら次に読むときには紙に書いて整理してみよう。と思ったけど多分やらない。

全449件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

伊坂幸太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×