- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106100192
作品紹介・あらすじ
朝鮮民族(韓民族)が「民族の聖山」として仰ぐ白頭山は、中国と朝鮮との間で長年にわたってその帰属が争われてきた。ところが一九六二年、金日成は中国と極秘条約を結び、朝鮮戦争支援への見返りとして、この山の半分を中国に譲り渡していたのだ。東アジアに残る知られざる国境紛争の歴史をたどりつつ、民族共有の財産まで私物化し、民族に対する裏切り行為を平然と行ってきた金日成・金正日親子の罪を告発する。
感想・レビュー・書評
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中朝間にも国境問題があったんだな。白頭山に関する知識が全く無かったので、勉強になった。
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北朝鮮についての情報は乏しい。白頭山をめぐる国境線の北朝鮮、中国、日本の争いを主に記述されているが、知らないことばかりだった。
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2009年48冊目です。2冊続けて、北ものです。最大の援助国である中国から、援助を受けるために元来自分たちの領土であった白頭山と間島地方を売ってしまった将軍さまを告発する本です。
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朝鮮半島における領土問題。
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「白頭山」を中心に据えて、中朝国境問題の歴史を紐解き、北朝鮮金日成・正日体制維持のための独善的政策について論じられていた。本書を読むまで「白頭山」の名前すら知らなかった自分にとって、朝鮮民族にとっていかに「白頭山」が重要な存在であるかを知ることができた。