- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106100550
感想・レビュー・書評
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古本好きが高じて古本屋善行堂を開くことになる著者の、古本が好きだという内容のエッセイ。
百円均一台でこんな良い本を見つけたという自慢を読まされているだけなのでは…?という気がしてくる。
最後の書名索引も冷静に考えれば要らない。それでも自分が見つけた古本について、タイトルだけでワクワクする気持ちはわかる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
善行堂のご主人、山本善行さんの古本&古書店入門。昔日の客→島田潤一郎さんときて、今ここにたどり着きました。難しそうで入りにくい古書店のあれこれ、古書の魅力が存分に語られていて、素人の私でも「いけんじゃないか」と思わせてくれます。奥深すぎる古書の世界はきっと果てしなく。でもまずは100円玉数枚握りしめて古書店の店頭、100円均一箱を眺めてみたいです。
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古本お好きなんですね。
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古書善行堂店主・山本善行さんの著作。
それぞれの本にまつわる思い出が記憶に残っているってのはうらやましいな。 -
「安く珍しいものを買う」という著者の趣向を反映した古本道指南書。言いたいことはわかるけど、鼻につく自慢気な文章も多くてちょっと辟易…。関西の古本好きには古書店ガイドとして参考になると思います。
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赤貧という文字に惹かれてこの本を買った。赤貧とは<極めて貧しく何も持っていない>ことであり、著者は極めて乏しい予算の中で一体どのようにして古本を手に入れるのか興味津々で読み始めたが何のことはない。古書店の均一台で掘り出し物を見つけるというだけのことである。その意味ではがっかりしたがよくよく考えて見れば、無料で本を手に入れられ
るうまい方法があるわけはない。著者はフーコーの『言葉と物』(新潮社・定価4725円))や開高健の署名入り『日本の遊び場』を100円均一台で、またビオ・バローハの『バスク牧歌調』を50円で手に入れたということであるが、これなどは365日欠かさず古書店巡りをするという著者ならではの成果であろう。しかしながら著者の古本道は年季が入っており、均一台だけでなくインターネットオークションや目録買い、東京の古書店遠征、京都大阪古書店案内など多彩な内容で読者を楽しませてくれる本であることに間違いはない。 -
[ 内容 ]
入口の均一台を見逃すな。
絶版文庫を探せ。
古雑誌の山に向かえ。
検印紙も魅力のうち。
書き込み本を無視するなかれ。
古書目録は面白い。
古本祭りには攻略法がある。
ネット・オークションに参加したら。
いつか売る日はやってくる。
…自慢じゃないが、金はない。
しかし誰より古書が好き。
この三十年、365日古書店通い。
ねらうは安い、面白い、珍しい。
まさに関西流儀の超絶技巧。
[ 目次 ]
第1部 基礎篇(それなりに作法はある 入口の均一台で大発見 ほか)
第2部 応用篇(古い雑誌の山に向かう 上林暁まとめて十八冊 ほか)
第3部 実践篇(古書目録の楽しみ 古本祭り攻略法 ほか)
第4部 番外篇(私のこれくしょん―ベスト5 京都大阪古書店案内)
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