- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106104152
感想・レビュー・書評
-
宗教学者の島田裕巳が文字通り、一神教であるユダヤ教、キリスト教、イスラム教からアジアの宗教である仏教、ヒンズー教、マニ教、そして神道を含む日本の宗教まで一通り網羅した一冊。
一神教的な考え方が世界の主流であることを改めて知れたし、現世利益的なものがないと世界宗教になりえないことを知ることができた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ユダヤ・キリスト・イスラム・仏教・ヒンズーなど世界的な宗教の生まれた背景、その教義の成り立ちと各宗教間での相違が簡潔にまとめられていて、いわゆる研究者の著作と違いすこぶる読みやすい。
聖書の成り立ちと一神教であるキリスト教の中の多神教的要素などが興味深かった。 -
今月は宗教を集中的に学びたいなと思って。
それにしても、日本のいわゆる「良いとこどり」の精神は宗教においてもいかんなく発揮されてるのに感心。
これから生きていく上で、キリスト・イスラムをはじめとした多宗教の理解と、自国宗教・信仰である仏教・神道を見つめなおすことの重要性を感じる。 -
文字通り世界の宗教がざっくりわかる。
宗教は互いに複雑に絡んでいるので、話が行ったり来たりすることも多いが、大体のことは把握できる気がする。
個人的にはバラモン教、ヒンズー教、仏教の説明をもうちょっと分かりやすくしてほしかった。 -
世界の主な宗教の歴史的な変遷、特性、現在地などだいたいはこれで理解できたと思う。
-
宗教を知る為では無く世界情勢を理解する為に読んだ本。
国家間の問題には必ず宗教の問題が関連してくるが、この本を読んでおくとその手の問題を理解する手助けになる。 -
文も平易で内容も現在と宗教の結び付きが書かれていてざっくり読むには良い本。一神教と多神教という軸で話は進んでいきます。
-
宗教に関してさっぱりぱりぱりだった私でしたが、本書を読んだことで今現在も続いている宗教上の対立がなぜ起こったのか、その根本的な理由を知ることができました。様々な宗教が登場してきますが、タイトル通りざっくりと解説されているので、「宗教?なにそれ?」という方でも混乱することなく平易に理解することができると思います。
-
宗教に関して、題名通り「ざっくり」わかる本。
ほとんどの代表的な宗教が挙げられていて、その背景や教義、対立構図などがなんとなくわかった。
「なんとなく」と書いたのは、1度読んだだけだから。別に本の中身が薄っぺらいからというわけではないと思う。むしろ、ざっくりまとめられていることで、すごくスラスラと読めた。入門書としては、とっつきやすかったように思う。