暴力団 (新潮新書 434)

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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104343

感想・レビュー・書評

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  • 出版が2011年ともうそろそろ10年前の話なので、今ではまたひとつ変わっているのだろうとは思いつつ、読了。

    「ヤクザって、結局、なに?」という基本的な疑問には回答があるように読めた。日本のヤクザと海外のマフィアの違いなど、基礎知識的な内容か。

  • 買った本 溝口敦

  • 暴力団について、その道の第一人者が書いた一冊。

    暴対法によって大分衰えたとはいえ、今もなお存在する暴力団や半グレ集団について知ることができた。

  • ほとんど知識がなかった私でもすんなり読める、分かりやすい本でした。
    基本的なことから、細かな違いまで書かれていて面白かったです。

  • 日本の暴力団についての基礎知識と現在の立ち位置、海外の暴力組織の簡易的な紹介。
    ディープな部分はほとんど出てこないが、暴力団がどういうものなのかを学ぶには良い本。

  • <blockquote>私(著者)は1960年代の後半から山口組や暴力団を見続けてきましたが、そろそろ終わりだろうと思っています。暴力団は構造不況業種で、もう行くところまで行き着いてしまったと見ているからです。</blockquote>

    暴力団は負のサービス業として凌いできたと思う。アウトロー同士のいざこざの仲介や享楽に落ちてしまいたい人への覚せい剤の入手など……。

    そういう"負のサービス業"への欲求と言うのは人間には付きまとってしまうものなのだ。業と読んでよい、


    かつては"負のサービス業"は街の共同体と密接な関係にあった。年に一回のお祭りの香具師だとか。
    暴対法などさける為、地下にもぐり、各地のネットワークが張り巡らされ、"サービス業"にはあった矜持、義理、人情といったものが薄れていく。

    それを取り締まる警察の唇は潤うだろうが……。


    新宿歌舞伎町にはかつて千人近いヤクザがいたと言う。それがいまでな何百人程度。
    それで街は怖くなくなったかと言うとまるで逆で怖くなったと言うのだ。

    「ここまでやったらしゃれにならない」「素人さんに手を出したらあかん」的なルールがないからだ。

    日本全体がそういうった風景になっていくのは時間の問題だと思う。

    あ〜、どんどんすみにくくなるなぁ。

  • 4106104342

  • 2011年刊行時点の暴力団事情について網羅的に解説されている。日本経済の停滞と暴力団排除条例による影響が如何に暴力団及びその周辺に現れているかよくわかる入門書(何の?)。続編も読んでおくか。

  • たしか、島田紳助の問題があったときに購入したんだっけな。
    暴力団の仕組み、構造を記述。驚くべきものはなかったが(なんとなく知っていたが)、一気に読了した記憶。

  • 暴力団は法律条例の締め付けで社会から締め出されていて、かなり儲けられない状態。後輩にいい顔もできず、後継者も少ない。
    半グレやオレオレ詐欺集団は暴力団ではない。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。ジャーナリスト。1942年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、フリーに。著書には『暴力団』(新潮新書)、『血と抗争 山口組三代目』『山口組四代目 荒らぶる獅子』『武闘派 三代目山口組若頭』『ドキュメント 五代目山口組』『山口組動乱!! 日本最大の暴力団ドキュメント2008~2015』などの山口組ドキュメントシリーズ、『食肉の帝王』(以上、講談社+α文庫)、『詐欺の帝王』(文春新書)、『パチンコ「30兆円の闇」』(小学館文庫)などがある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞を受賞した。

「2023年 『喰うか喰われるか 私の山口組体験』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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