- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106106163
作品紹介・あらすじ
人はなぜマツコ・デラックスを見てしまうのか? テレビ東京に学ぶ弱者の戦略とは? 池上彰さんはなぜ“最強”なのか? 国内外のテレビ事情を知り尽くした著者が、経営学の視点からヒットのセオリーを徹底分析!
感想・レビュー・書評
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2015年出版。
2015年時点でのヒット番組について、著者独自の分析が述べられており、面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんか後ろにフォーマットが見える気がしてるのは気のせいではなかったか
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かるく読むのにはよいが、秘密というほどでもない内容。
もっと深く掘り下げて番組の裏側を紹介して欲しかった。
それが「秘密」になるのでは? -
ラジオ番組に著者が出演していたのを聞いて、興味がわいたので読んでみました。
日本とアメリカ両方の番組制作にかかわった著者の日本のテレビ番組についての考察です。といってもとても堅苦しいものでなく、『相棒の杉下右京はなぜ恋愛をしないのか』といったわかりやすい導入から、日本人の嗜好、テレビ局側の意図といった内容が面白く書かれていて、あっという間に読みました。
アメトークや池上さんのニュース解説など、今人気のある番組について書かれているので、ある程度テレビを見ている人には面白いと思います。 -
多角的に物事をみていて非常に面白い
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なんでこういう作りになっているのか?という視点でテレビを観る楽しさを教えてくれる。視聴率が取れる人・番組の分析も面白い。
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今放送されている番組をとりあげていたのが面白かった
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テレビ番組の視聴率競争を、そのビジネスモデル、編成、タレントなど、米国と比較も交えて分析。なぜ、マツコ・デラックスを見てしまうのか、テレビ朝日が視聴率を延ばした編成は、刑事ドラマの多い理由、テレビ東京の躍進など、何気なくみているテレビの見えていない部分に迫る。テレビ関係者はもちろん、一般の視聴者もテレビの見方が変わるかもしれず、おススメ。
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最近のNHKの気合はすごいと感じていましたが、それは民放との視聴率競争と言った視点じゃなくてテレビ番組という存在の生き残りといった視座から生まれているものだと納得しました。テレ朝然り、テレ東然り、そしてマツコ然り、池上彰然り。テレビ界55年体制からの脱却はビジネスモデル論ではなく亜流と辺境から生まれるコンテンツから始まっているのかも…
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東洋経済オンラインでの連載を再構成・加筆訂正して収録した、テレビに関するコラム集である。
今のテレビを語っている本で、それだけで結構貴重な一冊ではあるのだけど、惜しむらくは一冊のまとまりとして終わりが少しあっさり過ぎた点だろう。もう少し、なんらかの形で落としが加えられたら、評価も上がったかなと。
とはいえ、2011年以降の番組を、それも2014年の番組を中心に取り上げながらテレビの分析を行ってくれている内容は、とても楽しめた。一つ一つのコラムは十分質の高い内容だったと思う。
あくまでコラム集であり、これを元に何かしらの知見が得られるかというと微妙なところだが、新書としてはこの深さでちょうどいい。
良い本だった。星四つ半相当と評価したい。