学者は平気でウソをつく (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106545

感想・レビュー・書評

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  • 既存の学説どれだけ可能性に近いモノだということを知れた。
    まだ発展途上で将来的に変化する可能性があるモノであり、絶対とは言い切れないのだと
    私自身もそれなりの権威のある方の発言は正しいと信じて疑っていなかった。
    その方が学んだ学問がまだ発展途上あるいはウソだと疑った事がなかったからだ
    学者は正しいという宗教的なモノに支配されていたのだなとつくづく感じた。
    結局は、あらゆる学問を学んで情報を得たとしても最後に判断するのは自分なんだろうと思う。
    人は信じたいモノしか信じないし、自分の考えが正しいと導いてくれる学説の方を正とする。
    色んな方面から物事を捉えて判断を行う事で損をしない決断を得れるのではないかと思う。
    私が精神科医や、心理学に胡散臭さを感じていたのは間違いではなかったらしいw
    しかし、データを扱う統計学については絶対に正しいと感じていた事も間違いなのかもしれない、言われてみれば場所や宗教、人格によって行動は左右されるしデータ的にみても絶対と言うことは言えないのだなと感じた。

  • したり顔の教祖様が多いから、だまされないようにね。
    という内容。医学も精神科も経済も科学もありとあらゆる学問は仮説である。と。

著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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