- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106106682
作品紹介・あらすじ
知らないと恥をかく。無自覚だと損をする。「私たち入籍しました」のどこが間違い? 「元気をもらう」のどこが陳腐か? 喋りのプロが持ち前の粘着質を存分に発揮、笑いと共感と納得に満ちた「日本語偏執帳」。
感想・レビュー・書評
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図書館でふと目に入ったから読んでみた。
何気なく使われている言語でも、問題を改めて定義されてみると確かにと思うことが多くあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
AM6~9 今朝
9~12 昼前
12~15 昼過ぎ
15~18 夕方
18~21 夜の初め頃
21~24 夜遅く
24~3 未明
3~6 明け方 -
語感は移り変わって行くもの。でも、感度は維持したいものだ。
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読み終わった今、自分の中に残っているものは、言葉の力というものの大きさだ。言葉はとても大きな力を持っていることを知っていなければならないと思った。
この本の中では、なんというか自分自身もしっくりきていなかったことが指摘されていたりして、個人的には非常にスッキリした気持ちになった。もちろん全くわかっていなかったことを沢山紹介されていてとても勉強になった。そして、何より言葉の力を知ることができたので、今後は言葉を大切にして生きていこうと思った。 -
力を抜いて読むコラムとしては面白かったですね。
何気なく使っている日本語を改めて考えるヒントになる本だと思います。 -
面白かったし、すぐに読み終えてしまった。
一つ一つに大いに同意しながら読み進めました。
引っかかる、気にかかる、気に障る、そんな言葉づかいが多くて、「これはどうなんだろう?」と思っていたことが、
あぁ、同じことを「どうなんだろう」で終わらせずに突き詰めている人がいるんだ、と、安心感に包まれ、ほっとしたところです。
日ごろ、テレビを見ていて、今のことばは変じゃないか、と周囲に語ると、そういう風にテレビを見たり時間を過ごしたりして疲れませんか、とやんわりと責められているのですが、でも、気にかかってしょうがないのです。そのままにしている方が疲れるのです。
この本でそんな疲れが取れました。
よかった~。 -
作者にはアナウンサーであると言う知識しかなかったのだけれど、そうなのか~
ただ、こういう風に言葉に躓きながら日々生きていると
腹の立つことが多いのではないかしら。
私は逆にこの本を読んで、もっとおおらかになろうとおもったけども。 -
■「印鑑」とは神に押された「印影」のこと。印鑑と呼ばれている道具は印鑑ではなく「印章」。
■NHKの取材者たちは「被災者」「がれき」「壊滅的」という言葉を使用しないようにした。
・「被災者」は外から目線になり,ひとくくりにまとめてしまうため「被災した人」に置き換え
・「がれき」は本来「値打ちのないもの」について表現する言葉
・「壊滅的」は第三者的からの表現であり,その地域に寄り添っている感じに欠ける
■流行歌の影響
・「白夜」は「はくや」。「知床旅情」の「びゃくやは明ける~」の影響から。
・「花街」は「かがい」。「円山・花町・母の町」の影響から「花町=花街」が刷り込まれる。
■「精霊流し」は「ショーリョーナガシ」であるが「ショーローナガシ」と呼んでしまう。これは,「灯篭流し」の「類音牽引」ではないか。
■語尾の「ね」「さ」「よ」の使用を控える鎌倉腰越の「ネサヨ運動」