家裁調査官は見た ―家族のしがらみ― (新潮新書)

  • 85人登録
  • 3.22評価
    • (4)
    • (6)
    • (11)
    • (4)
    • (2)
  • 6レビュー
著者 : 村尾泰弘
  • 新潮社 (2016年7月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106767

家裁調査官は見た ―家族のしがらみ― (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 似たような記述が結構繰り返されて、ななめ読みしてしまいました。

  • 2時間ドラマのような題名だが、内容は、いたって真面目。家裁調査官である著者が取り扱った事案を、心理学のアプローチで解説する。
    柵(しがらみ)という漢字は、川に竿を挿し流れを緩やかにする意味という。家族は、世間の風当たりなどを緩やかにし、人を元気にする場所であると筆者は訴える。子供、夫婦の距離感など、参考になる記述は多い。

  • 家裁調査官というより、臨床心理士の家族の修復の話に思えてくる。これに近い話はたくさん感じることがあるけど。

  • タイトルからはどんな読者層をターゲットにしているのか分かりにくいが、要するにカウンセリング技法を紹介する本

    なんとなく暇つぶしに、または、雑学として読むには面白い。しかし、自分で実践するノウハウまでは書いていないし、書いてあっても実践できないだろう。

    また、家裁調査官がこのようなカウンセリング技法を用いて非行少年などの調査対象に接していることを経験したことはない。

    家族のことで悩んでいる人が手に取り、カウンセリングを受けようと思えるようなタイトル、内容にした方が良かったんじゃないかなぁ・・・と無責任な読者としては思う。

  •  あえてカテゴリーを「コンサルティングのノウハウ」としました。

     家裁調査官、というお仕事があります。離婚や少年犯罪が起きた場合、いろいろな対処が考えられます。

     少年犯罪の場合だと、有罪、無罪にあたる判断のほか、「現状のまま様子を見る」「親や不良仲間と引き離して様子を見る」などいろいろな対応が選択しに上がるそうです。

     実情の調査を基に真実を解きほぐす、家裁調査官。それに必要なのは高度なカウンセリング能力と聞き取り力。経営コンサルタントと全く同じです。

     どうして感情はもつれるのか。どうやったら人は変われるのか(本書では、犯罪や薬物からどうやって脱却するかとして描かれます)。

     コンサルティングのヒント満載です。

     例えば…

     「オレがこうなったのもお前(親)のせいだ!」と家庭内で暴れる息子。調査官のアドバイスは、「そのセリフを言いたくなったら『どうしていいかわからない』と言い換えて」というものでした。それで親子ともストレスが激減したそうです。

     また、昔と違って子育ての参考にできる「お隣さん」がいない状況だと、「子供が生まれて初めて赤ん坊に接する」(近所に接することのできる赤ん坊がいれば事前にこんな感じ、というように理解する機会もあるが現実は少ない)「1対1で向き合うしかない」(誰かに預かってもらう、などのオプションが少ない)。その結果、親からみた子供、子供から見た親との関係は深く濃密になっていく。そして…親離れ、子離れがスムースにいかずトラブルになりがち、と。

     良書です。

  • 20160718リクエスト

    家裁調査官が見たこと知ったことより、臨床心理士でもある著者の
    ロールレタリング法の解説のほうが印象に残った。相手に投函はしない手紙を書き、しまっておく。2.3日後、その手紙を相手になったつもりで読む。そしてその相手の気持ちで、自分あての手紙を書く。2.3日後、自分で読み返信…
    相手が亡くなっていても、対話の出来る方法。
    激情のぶつけ合いから冷静に事態を見つめられるようになり、やがて相手を受け入れる、あるいは自分が相手に受け入れられる、という変化に気づくときがある。
    ロールレタリングにより、相手の背景を理解できるようになる。

    やったことあるのにうまくいかなかったのは、何度も繰り返し、変化が訪れるまでやっていないからなのか?

    とても為になる本。

全6件中 1 - 6件を表示

家裁調査官は見た ―家族のしがらみ― (新潮新書)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

家裁調査官は見た ―家族のしがらみ― (新潮新書)の作品紹介

重い、厄介、でも逃げられない。妄想に囚われた夫、願望に取り憑かれた母、家族神話に溺れた兄弟――人生最凶の人は肉親だった。家族問題のプロが「しがらみ」の正体を明かし、個人の回復法を示す実例集。

家裁調査官は見た ―家族のしがらみ― (新潮新書)はこんな本です

家裁調査官は見た ―家族のしがらみ― (新潮新書)のKindle版

ツイートする