プリズン・ドクター (新潮新書)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106109751

感想・レビュー・書評

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  • 給料低いって言ってるけど、平均1,300万あるやんけ!!!

  • 監獄でも医療や医者が必要なのは当然。そのため、著者のように監獄で働く医師がいるし、普通ではあまり診ることのない患者も診るし、監獄特有のルールや配慮もある。そういう珍しい世界を垣間見させてくれる一冊。また、ある種の薬物依存症の母を持つという著者の個人的体験も、また興味深い。

  • テレビによく出ていた、おおたわさんの本です。
    刑務所のお医者さんになっていたのですね。この本を手に取ったのは、お題にもあるように、刑務所のドクターは、どんなことを行っているのか、興味があったからです。ほとんどの人は、お世話にならないところですので、わたし達がいる世界では、体験出来ない状況を、興味深く読ませてもらいました。

  • プリズン・ドクターになったおおたわ氏が、受刑者の健康と矯正教育の改善のために奮闘する日々を綴る。

  • 一時期マスコミで引っ張りだこだった女医の著者は、4年前から「矯正医官」(刑務所や少年院などで働く医師)をしているという。

    その体験の中で見聞きしたエピソードを主に集めた本である。いわば、ノンフィクション的色合いの濃いエッセイだ。

    『塀の中の懲りない面々』的な面白おかしいエピソード(刑務所の雑学的なものも含め)と、悲しい運命を背負った受刑者等の切ないエピソード(社会への問題提起的な色合いを帯びる)が、半々程度で混在している。

    そのへんがやや「水と油」で、アンバランスな印象もなくはない。
    が、全体としては心に残るエピソードが多く、よい本だった。

    語り口調の平易な文章で、スイスイ読める。

    「矯正医官」というと、花輪和一『刑務所の中』にチラッと出てきたソレくらいしか知らなったが、舞台裏がわかって興味深かった。なかなか大変な仕事なのだなァ。

  • 獄窓記を思い出しながら読みました。やり方を変えれば、塀の中に戻る人はもっと減らせるのではないでしょうか。
    笑いヨガは、費用もそんなにかからないのでぜひ取り入れてほしいです。

  • 20230103002

    プリズンドクターの立場から見る刑務所という名の社会、いびつだが塀の外と隣り合わせの現実
    治療者としての想いが良かった

  • めっちゃくちゃ噛み砕いて分かりやすく書かれています。見聞きして知っていたことや「あー、そうだろうな」と想像できること、さらにもう少し深く踏み込んだとこまで。

    これは入門書。ほんの入り口。
    是非、その先のもう少し深いところを事実一番近い距離にいらっしゃるおおたわさんに続編として書いて欲しいな…

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