- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120017759
感想・レビュー・書評
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病弱で生意気な美少女つぐみ。
彼女と育った海辺の小さな町へ帰省した夏、まだ淡い夜のはじまりに、つぐみと私は、ふるさとの最後のひと夏をともにする少年に出会った―。
少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらないきらめきを描く、切なく透明な物語。
第2回山本周五郎賞受賞。
今更ながらの初読です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私が本を読むようになったきっかけをくれた本。
中学の時にこの本を読んでから、時間があるときは本を読むようになった。
中学の頃の自分とつぐみが何だかシンクロする気がして・・・。
今でも大事にしまってある小説のひとつ。 -
つぐみに会いたい、と思った。
良くも悪くも、自分の気持ちにまっすぐで、かっこいい。
物語の情景がきれいで、引き込まれた。 -
子どもの頃の夏休み。
あのお祭りからの帰り道。
楽しかった一瞬が消えていく寂しさ、悲しさ。
ひとつひとつが、宝石のように。
いまでも綺麗にきらきらひかる。
そんなかんじ。
破天荒なつぐみがとても好きだ。
笑えるし悲しさもあるし怒りもある。
でも最後は、さわやかに『よかったな』と思えるのがこの人の本の特徴かな -
この作家さんの中では、こちらが一番好きかな。読後の清涼感が心地良い。
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綺麗な文章、描写で
鮮明にイメージができた。
物語は淡々としていて、本当に誰かの一夏の思い出を
垣間見たようなそんな気分になった。 -
(1992.03.23読了)(1992.01.31購入)
(「BOOK」データベースより)
二度とかえらない少女たちの輝かしい季節。光みちた夏の恋の物語。
☆吉本ばななさんの本(既読)
「哀しい予感」吉本ばなな著、角川文庫、1991.09.25
「キッチン」吉本ばなな著、福武文庫、1991.10.17
「うたかた/サンクチュアリ」吉本ばなな著、福武文庫、1991.11.15
「パイナップリン」吉本ばなな著、角川文庫、1992.01.25
「白河夜船」吉本ばなな著、福武文庫、1992.02.15 -
何回も読んでしまう