スタバトマーテル

著者 :
  • 中央公論新社
3.03
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本棚登録 : 118
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120025921

感想・レビュー・書評

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  • 自分の身においては、とても鬱陶しく、ご遠慮申し上げたい歪んだ愛情。(りり子と西の関係も、滝本の家族関係も。)

    普通の人。というと語弊があるけれど、会社勤めのOLとリーマンでこんな話だったら、ドン引きもしくは一昔前のトレンディードラマか。と、ツッコミをいれさせていただきたく。

    芸大という奇人変人が多いであろう場所であれば、設定の妙というか、「あぁ、やっぱり。」めいた納得もでき。母は強し。といえども、母は怖し。とも。女はしぶとく、ずぶとい。という感想がw

  • 母と子の情愛について、良く欲や憎悪を絡めて描かれてると思う、これもその類いかと思ったけど少し違って、その大どんでん返しが深く感じた。

  • 。「神様のための声だ」と言う下りがすごく好き。救われる言葉だな、と。中身はホラーもどき。うさこちゃんの運命はなんとなく予想付くし、全体的な展開も読みやすかった。

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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