すばらしい新世界

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 80
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (591ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120030536

感想・レビュー・書評

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  • テーマが新鮮。自分の考え方をそのまま書いているみたい。さぞ、筆がはしったことだろう。

  • 3.11以前にこの話を書いた池澤さん。原発事故をどれほど苦い思いで見たことだろう。これは小説だから、これがすぐに世界を変えることはないかもしれないけれど、ひとりでも多くの人の心に種蒔かれるといい。
    今生きていること、生かされていることに感謝する。神がいて争うのと特定の神は持たずとも争わないのと、どちらがいいか。無宗教といわれると肩身が狭いような気がしていたけれど、そんなことないと胸を張れる思い。

  • 「近藤のじい様」しかも出てきたねぇ。ムスタンというからには避けて通れないしょだこてね。

    先に続編の「光の指で触れよ」を読んだ。やはりこの家族にも内包しているものがあったのだなと感じた。

  • ★8つ!こんな素晴らしい小説に出会えるなんて。
    日本人で日本語が読めて本当によかった。感謝。
    いま、この震災の時に、考えさせられるものがたくさん書かれている。
    今は、図書館から借りているが、平田家図書館へ登録決定。
    近々購入します。

    池澤夏樹さんは、理系の村上春樹と呼ばれているらしいが、私にとっては、詩人の山尾三省さんと肩を並べる存在となった。

  • 組合図書

  • 僕の人生に強く印象を与えた本。

  • 荒涼とした土地に吹く乾いた風と、その力を受けてまわる風車。チベット。仏教。

  • 2008.06.18. 今月の当たり本「光の指で触れよ」の前作。あー期待してたんだけど、なんか違う。よりいっそう議論的。章ごとに、作者の声が入って、なんだか、違和が私の中で生まれてしまった。小難しく考えてしまう頭に、切り替えられたというか。うーん、後半おもしろくなっていくと期待して、期待して、引き際が良すぎるぞう。。。

  • このような生活にもあこがれる。技術をどう使うかとか、精神のこともあるが、この本のように現実はいろいろ混ざっているのだな、と感じた。

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著者プロフィール

1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞、ほか多数受賞。他の著書に『カデナ』『砂浜に坐り込んだ船』『キトラ・ボックス』など。

「2020年 『【一括購入特典つき】池澤夏樹=個人編集 日本文学全集【全30巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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