ステップ

  • 772人登録
  • 3.96評価
    • (122)
    • (168)
    • (116)
    • (9)
    • (1)
  • 170レビュー
著者 : 重松清
  • 中央公論新社 (2009年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040177

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ステップの感想・レビュー・書評

  • 1歳半の幼子を残して妻に先立たれた健一。 一緒に成長するパパと娘のお話。
    もう読む前から泣けるなってのはわかってました。わかっていながらも読み出したら涙腺崩壊・・泣けました。ここまで泣いたのは久しぶり。
    1歳半の娘を残して亡くなってしまった母の気持ちを思うといたたまれない。
    「悲しみや寂しさは、消し去ったり乗り超えたりするものではなく、付き合っていくものなのだ・・」
    健一と美紀はママが亡くなった悲しみを忘れるのではなく、悲しみと付き合ってきたからこそ、強くいきてこれたんですよね。
    切ないけれど心温まる素敵な作品でした。

  • 父と娘、二人の家族のお話が父親の視点で描かれる。保育園時代から小学校卒業までの美紀。それはもう、女の子の可愛いところが満載なのです。娘、美紀のことが他人と思えなくなり、何とか力になれないかとげんこつを握りそうになった。重松さん、ほんとに上手いですね。わかってても涙が出ちゃうのがちょっと悔しくもある。世間一般の型通りでない家族の、周囲の人たちや社会の中でのあり方が書かれ、心に残った。また、ある登場人物が、過ぎ行く人生を回想する所がよい。なんともせつない気持ちになったし、人の一生に思いを巡らせられ、読んで良かった。

  • 「家族」の話。いい1冊に出会えてよかった。いいタイトルだ。
    1歳半の幼子を残し、突如亡くなった母。そこからはじまった父子家庭。全9章。
    美紀ちゃんが、2歳/5歳/小学校入学/二年生/三年生/四年生/五年生/六年生/卒業
    短編を追うごとに、美紀ちゃんは育っていく。家族も、育っていく。 忙しくて読み終えるのに半月くらいかけてしまって、一遍を読む間が1週間空いてしまっても、頁を開いて物語に戻るたびに、毎回泣いた。私にとっても、家族、母のきもち、親のこと、子どもがおおきくなるということ、なにかを欠いてしまったかぞく、老いていくこと。。。想いを寄せずにはいられなかった。大きくなっていく美紀ちゃんの姿に、それぞれの登場人物の人生の節目に、自分を重ねて、涙がでた。私もいい義両親に恵まれたからな、特に。だから響いた。
    いつかまた、70代くらいでこれ、読みたいな。生きてたらね。
    きっといまよりもっと深いところで、もういちど美紀ちゃんの成長に涙できるとおもう。
    私にとっては珠玉の1冊でした。がんばろう人生。

  • 人と人が出会うこと、想いあうこと、つらいこともかみしめること、いろんなことを考えさせられる。出てくる人々が本当に優しい。優しさにもいろんな種類がある。不器用な優しさ、ストレートでないぎこちない優しさにほろりとする。

  • 健一は娘の美紀がたった1歳の時に妻の朋子を病気で亡くします。2歳で保育園入園から、小学校を卒業するまでの、約10年の父娘のお話。いろんな人に出会う中で、今まで見えていなかった事に気づかされたり、時にはちょっぴり恋(?)をしてみたり、でもやっぱり、いつも遺影の妻といろんな話をする健一がとても素敵でした。娘を亡くし、ただ1人の孫を慈しむ義父母の心情など重いテーマもありますが、お母さんがいない事で、いろんな痛みを抱えながらも、おおらかに前に進む美紀ちゃんと、常に優しく寄り添う父の10年間はとても愛おしく、温かかったです。

  • 産まれたばかりの娘を残し、妻に先立たれた主人公と娘の物語。
    亡くなった妻の両親や周囲の人たちに支えられながら成長していく父娘の姿が描かれていて、読み終わったあと優しい気持ちになれるような作品だと思った。

  • ステップは、ホップ・ステップ・ジャンプなんだ。色んな事があって、人は成長していく。
    でも、その成長の節目には涙が付きまとう。
    泣けるな、本当に…。

  • 『ステップ』

    -重松清-



    重松さんお得意の親子もの。
    妻・母親を失った親子の物語。
    やっぱりこういうの描かせたら上手い。
    父親のいろんな面での心情が緻密にリアルに描かれている。
    男親ってそんなもんだよね。

    こんなに出来た娘に育つもんかね。
    義父母がいい人すぎる。

  • とんびは号泣しまくりだったけど、これはあっさりとした感じで読みやすかった。

    義父の言葉がなんか胸にじーんときた。 

    みきちゃんは優しい女の子だなぁ。

    重松清の家族のお話はやっぱり好き。

  • 優しい気持ちにさせてくれる一冊。奥さんに先立たれ、子育てに奮闘するシングルファザーの日常話。
    最終章で、美紀ちゃんが小学校を卒業する時には「あの赤ちゃんが…大きくなったわね~」と親戚のオバチャン状態になってしまった。
    重松さんの家族物は所謂「お涙頂戴」な部分がある。が、そうと分かっていても時々涙ぐまずにはいられない。まんまと乗せられてしまい、だんだん乗せられるのが快感になってくる(笑)いい本でした。

  • 重松清は哀しいな、切ないな。

    ななさんはそこまで好きじゃないかも。
    おじいさんの最期格好よかったなー。

  • 安定感…
    まともな人がまともに生きる話が
    なんだかおとぎ話みたいな、現実の世の中…

  • ほろっときて、心があたたまった。
    グッとくるところが何度もあった。
    安心して読めた。
    優しい気持ちになれた。

    何度でも読みたい。

  • 途中まではもうほっこりほっこり。
    いくつも出てくる問題が少しずつ片づいて、笑顔になっていくのを見ていると幸せな気分に。
    途中からはいろんな気持ちを想像してざわざわしちゃったけど、でもきっかけが大事だっったのかなーって。
    もう少しそこへ行き着くまでのお父さんと娘さんの心のやり取りを書いて欲しかったなと思います。

  • 泣けた…。
    人の日常は大きな事件ばかりじゃなくて、ささいなことの連続だけど、その中にこそ大切なものがあるんだって重松作品はいつも気づかせてくれる。

  • 母親を早くになくした、女の子とお父さんの話。りょうしゃの視点から、心理描写が良く書かれていて、ココロの距離感やベクトルが上手だ。

  • 途中、ちょっと泣けるところもあり。
    とんびの女の子版って感じも。

  • 最後泣いちゃった。結婚3年目に妻に先立たれ幼い娘と二人で生きていくことになった父娘の成長物語。重松清お得意の家族ものだけど、今回は父と娘のお話。まだ幼かった美紀ちゃんが段々成長していく様子に「あー、こんなことができるようになったのか…」と親目線でしみじみ。重松作品らしい温かさにあふれた作品。2012/310

  • 病気で天国に行ってしまった妻に見守られながら、夫と幼い娘が、妻方の義父母 義兄夫妻と共に、絆を深め そして人として家族としてゆっくり成長していく物語。
    本のタイトルの「ステップ」は一段ずつゆっくり登っていく階段をイメージしていたが、なるほど「義」父母の「ステップ」も確かにありだったと意表を突かれた感じだ。
    自分が同著者の作品が好きなのは相手を思いやる気持ちが丁寧に表現されているからだ。相手の配慮に欠ける言動に対して、主人公は相手の立場やその思いを多方面から考え 自身の中で整理をし 消化している。自分もそんな思慮深い人間になりたい。
    文中にある「人間ってリレーをする存在」、は最近特に 少しの痛みとともに考えていたことである。ただ 本作品を読んで、「親」にならなくても継いでいく何かはあって、親への感謝になり得るかもしれないと少し救われた。

  • うーんヽ(;▽;)ノ
    おもしろかったのは途中までかも。
    ナナさんがでてきてから、よかったねってきもちと複雑な気持ちが重なって…たぶん読んでてみきちゃんサイドだったんだなとおもいました。ものすごく複雑。

  • 図書館で借りた本。

    結婚して3年、1歳半の娘を残して、妻は逝ってしまった。
    健一は男手ひとつで娘を育てることになる。

    娘が幼稚園から、小学校を卒業するまでの、シングルファーザーの奮闘記。と言っても、亡くなった奥さんの両親との関係にスポットが当たっていて、なんともいえないようなもどかしさ、違和感が描かれていて、切なくてほんわかする話。

    「やさしい娘に育ちました。」

    それがすべてだなぁと感じた。

全170件中 1 - 25件を表示

ステップを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ステップを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ステップを本棚に「積読」で登録しているひと

ステップのKindle版

ツイートする