ステップ

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著者 : 重松清
  • 中央公論新社 (2009年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040177

ステップの感想・レビュー・書評

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  • 1歳半の幼子を残して妻に先立たれた健一。 一緒に成長するパパと娘のお話。
    もう読む前から泣けるなってのはわかってました。わかっていながらも読み出したら涙腺崩壊・・泣けました。ここまで泣いたのは久しぶり。
    1歳半の娘を残して亡くなってしまった母の気持ちを思うといたたまれない。
    「悲しみや寂しさは、消し去ったり乗り超えたりするものではなく、付き合っていくものなのだ・・」
    健一と美紀はママが亡くなった悲しみを忘れるのではなく、悲しみと付き合ってきたからこそ、強くいきてこれたんですよね。
    切ないけれど心温まる素敵な作品でした。

  • 父と娘、二人の家族のお話が父親の視点で描かれる。保育園時代から小学校卒業までの美紀。それはもう、女の子の可愛いところが満載なのです。娘、美紀のことが他人と思えなくなり、何とか力になれないかとげんこつを握りそうになった。重松さん、ほんとに上手いですね。わかってても涙が出ちゃうのがちょっと悔しくもある。世間一般の型通りでない家族の、周囲の人たちや社会の中でのあり方が書かれ、心に残った。また、ある登場人物が、過ぎ行く人生を回想する所がよい。なんともせつない気持ちになったし、人の一生に思いを巡らせられ、読んで良かった。

  • 「家族」の話。いい1冊に出会えてよかった。いいタイトルだ。
    1歳半の幼子を残し、突如亡くなった母。そこからはじまった父子家庭。全9章。
    美紀ちゃんが、2歳/5歳/小学校入学/二年生/三年生/四年生/五年生/六年生/卒業
    短編を追うごとに、美紀ちゃんは育っていく。家族も、育っていく。 忙しくて読み終えるのに半月くらいかけてしまって、一遍を読む間が1週間空いてしまっても、頁を開いて物語に戻るたびに、毎回泣いた。私にとっても、家族、母のきもち、親のこと、子どもがおおきくなるということ、なにかを欠いてしまったかぞく、老いていくこと。。。想いを寄せずにはいられなかった。大きくなっていく美紀ちゃんの姿に、それぞれの登場人物の人生の節目に、自分を重ねて、涙がでた。私もいい義両親に恵まれたからな、特に。だから響いた。
    いつかまた、70代くらいでこれ、読みたいな。生きてたらね。
    きっといまよりもっと深いところで、もういちど美紀ちゃんの成長に涙できるとおもう。
    私にとっては珠玉の1冊でした。がんばろう人生。

  • やさしい話

  • 人と人が出会うこと、想いあうこと、つらいこともかみしめること、いろんなことを考えさせられる。出てくる人々が本当に優しい。優しさにもいろんな種類がある。不器用な優しさ、ストレートでないぎこちない優しさにほろりとする。

  • 健一は娘の美紀がたった1歳の時に妻の朋子を病気で亡くします。2歳で保育園入園から、小学校を卒業するまでの、約10年の父娘のお話。いろんな人に出会う中で、今まで見えていなかった事に気づかされたり、時にはちょっぴり恋(?)をしてみたり、でもやっぱり、いつも遺影の妻といろんな話をする健一がとても素敵でした。娘を亡くし、ただ1人の孫を慈しむ義父母の心情など重いテーマもありますが、お母さんがいない事で、いろんな痛みを抱えながらも、おおらかに前に進む美紀ちゃんと、常に優しく寄り添う父の10年間はとても愛おしく、温かかったです。

  • 12/58

  • 産まれたばかりの娘を残し、妻に先立たれた主人公と娘の物語。
    亡くなった妻の両親や周囲の人たちに支えられながら成長していく父娘の姿が描かれていて、読み終わったあと優しい気持ちになれるような作品だと思った。

  • ステップは、ホップ・ステップ・ジャンプなんだ。色んな事があって、人は成長していく。
    でも、その成長の節目には涙が付きまとう。
    泣けるな、本当に…。

  • 『ステップ』

    -重松清-



    重松さんお得意の親子もの。
    妻・母親を失った親子の物語。
    やっぱりこういうの描かせたら上手い。
    父親のいろんな面での心情が緻密にリアルに描かれている。
    男親ってそんなもんだよね。

    こんなに出来た娘に育つもんかね。
    義父母がいい人すぎる。

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