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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
大事件は起こらない。でも、毎日何かが起きている。
夫を亡くして息子夫婦と同居する静子。おっとりした姑と平和に暮らしている薫子。嘘のつけないタイプの愛一郎。最近思春期真っただ中のるか。そんな四人家族の日常。裏のキーワードは不倫? でも、幸せな物語です。
なにも大げさなことが起こらなくても面白い小説が本当は一番面白いのだと思う。この小説は限りなくそれに近い。
2012.4.5読了。
図書館で借りる。
とっても素敵なおばあちゃん。
大袈裟にじゃなく何となく問題解決してしまうのは、人生経験なんだろうな。
お酒を飲まない夫の妻になったんだからとお酒を一切断ち、夫の通夜で結婚後に初めて飲む。儀式だからと。何だか、グッときた。
静子さんは70過ぎのおばあさんですが、フィットネスクラブに通い、新聞配達のお兄さんたちと川原でビールを飲むなど素敵なご婦人です。
着物の着脱の手際のよさや、料理の基本をしっかり見につけていることなど、こんなお姑さんだったら嬉しいなと思える静子さん。
井上さんも、こんな風になりたいと思って描いたのかなあと思いながら読みました。
まあ、自分もあっという間にその年になってしまうわけでしょう。そのとき、こんな粋なことができるだろうかと考えると、無理ですね。でも、今からでも遅くはないかも。
息子の浮気に気づいたとき、母親としてはどう対処すべきか。ここが静子さんの腕の見せ所です。フィットネスクラブの嫌がらせビラに対しても、目立たぬように、ことを処理します。まるで伊坂幸太郎の蝉とかみたいで、痛快ですね。
主人公の静子さんがすごくかわいい。75歳のおばあさんが、お茶目でちょっとブラックないたずらをちょこちょこっとやるのが愛らしい。そのいたずらが周りをちょっと良い方向へ導いちゃうあたりがすごく微笑ましい。久々に、ニヤニヤしながら読んだ本。
静子さんは75歳。長年連れ添った夫・十三に先立たれ、息子夫婦&孫娘と同居し始めたところである。なんて言ったって、このお話の面白さは全然伝わらない! これはいいです。大人の静子さんが大好きだぁ~~! 年だけとっても全然大人にならない人っていると思うんだけど、(というか、その方が多い気さえするんだけど。)静子さんはいつから大人になったんだろう・・・。 夫とは見合い結婚で、でも、政略... 続きを読む »
すごくおもしろかったー!
正直井上荒野さんの作品でこんなにおもしろいとおもったのは初めてです。
ユーモアがきいてて、
穏やかで、
ほほえましかった。
大満足の星五つです。
ゆるーいかんじで映画にしてほしいな。
井上荒野さんらしくない飄々としたおばあちゃんの日常の小説でした。書評で笑える面白い話だと読んでいて、まさか!と思っていたのですが(まだ著作をすべて読んだわけでもないのに)、面白くて後味が良い話だった!! 井上さんの小説では切羽が好きで、丹念な描写と心の動きがとても素敵だと思っていたのですが、こんな話も書いてしまうんだなあと驚きました。 静子の日常はとても身軽ですっすっと進んでいくからです。... 続きを読む »
静子さんは素敵。ほんとうにかっこいい。
力が抜けているのに、背筋がしゃんとしているような。
静子さんのようなおばあちゃんになりたいなー。
静子の日常考えていることが面白くて、道ゆく色々な年配の女性が、日々どんなことを思って暮らしているのかを想像するのがたのしくなった。
十三の浮気癖に心を痛めていた静子さん
かつての自分がそうだったように、傷ついている人を見たくないって思って、いてもたってもいられなかったのかな…何て考えるのは、深読みしすぎかもね
読みやすく、わくわくして続きが気になる。
そんなにとんでもない謎では無いのだけれど、
不思議と読むのをやめられなかった。
70歳くらいのおばあちゃん静子さんと、
息子とそのお嫁さん、そしてその娘。
この四人の視点で語られる。
ぱらぱらっと開いた時に、お茶の話があった。
嫁である薫子が、
静子と同居をはじめて、お茶のおいしさを知った。という描写。
私も、そういう色々を、このおばあちゃんから教えてもらえるかな?
と思って借りてみた。
おいしいものだけでなく、考え方や、身の振り方。
学ぶところがたくさんあった。
私は好きだわ、これ。
静子さんのように生きたいな、と素直に思う。
未亡人となった75歳の静子さん。
息子夫婦と同居して、フィットネスに通って、水泳をして……
バスに乗れば行きたいところに行ける。マニュアルをきちんと読むから最新の電化製品だって平気。気に入らないことは、気の晴れるようにさりげなく……
気づけば、静子さんの周りは、みんな幸せになっている。
静子さんも、幸せみたい。ふふふと嬉しそうに笑う。
そんな風に穏やかに生きたい。
年齢を重ねることも悪くない。
そう思わせてくれたから、無条件に好き。
「人が決めたことについてはそうでもないが、自分で決めたことはぜったいに守る。」が おばあちゃんの信条。
「決めたことは貫く。」が 孫の信条。
静子さんの行動で それぞれが自分を見つめなおすことになります。
それも、気づかないうちに。
信条、ってそういうものだとおもった。
そして受け継がれてゆくもの。
静子さんというお洒落なおばあさんと家族のお話。
誰も静子さんには敵わない。
プール行きたいなぁ。
75歳のおばあちゃんが主人公。
旦那と死別してから“行きたいところにはどこだって行ける生き物に生まれ変わった”。お酒も飲むし、水泳教室にだって通う。息子の浮気問題を密かに解決させる。好きな人に会いに行く。
チャーミングな静子さんと周囲の人々の、日常の中に起こる小さな事件を描いたお話。
読売新聞の書評で「暑い夏に涼が取れる、読後感すっきりの本」と紹介されていたので読んでみた。
さくっと読めて、爽やか。ただラスト辺りにありきたり感が…

図書館で表紙の可愛らしさに惹かれて借りた。
中身もとっても素敵な小説でした。
夫婦とその夫の母と一人娘の一家のお話。
それぞれの視点で日常の些細なさざなみのような出来事が語られる。
タイト...





