これでよろしくて?

著者 :
  • 中央公論新社
3.67
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本棚登録 : 981
感想 : 229
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040573

感想・レビュー・書評

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  • 結婚したことのある女の人なら、ぅわかるー!!
    と思うことの連続。
    私は結婚に失敗しちゃったけど、これでよろしくて?の会のみんなに会えていたら、違ったかも?
    ぜひぜひ、既婚男性に読んで頂きたい。

  • 夫婦、家族。言葉にするのが難しい、もやもやした気配に悩む主人公。とてもおもしろかった。

  • おおっ聡明だな。いい。

  • 最近、苦手になりつつあった川上作品。

    久しぶりにヒットしました!!

    主人公に共感しまくりでびっくり。

    この同好会に入りたいなぁ

  • いいなぁこの同好会。主人公いわく「くえない女たち」の集まりなのだが、ひとりひとりの個性がきわだっているし、みんなあわせたときのバランスもすばらしい。

    結婚とか家族とか会社とか、いろいろな関係性のあいだによこたわるもやもやとした、どっちかというと些細な諸々を描き語りながら、根本的なこと、とっても大事なことをやんわりと浮き彫りにしていく手腕はいつもながら見事。

    ほぉーとおもわず感心してしまう名台詞がたくさん。

    ちっとも説教臭くなく、すとーんと「腑に落ちる」というか、あたまではなくてからだがしみじみ感じとる、そういうお話として綴ることができる才能というか技能というか、ただただ、すごいなぁと思う一冊。

    日本語が読めてよかった

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      川上弘美って私的には「ありゃりゃ」の人なんです。読んでいるとチョッと違う世界にスポッと落っことして呉れるような、、、この「これでよろしくて?...
      川上弘美って私的には「ありゃりゃ」の人なんです。読んでいるとチョッと違う世界にスポッと落っことして呉れるような、、、この「これでよろしくて?」には少なかった、きっと男の私には判り難い世界の話だったんだろうな、と思っています。
      2013/02/13
  • 夫婦になったから、30歳を過ぎたら悩みがなくなる。
    人生そんな単純なものじゃあない。
    日々の暮らしのふとした一言で、揺らいでしまう、そんな関係。
    達人との会話を続けていくうちに、ふと気付いたこと・・・。
    ああ、私もあんな女子会で食事したいなあ・・・と思いました。

  • 「人との関わりに小さな戸惑いを覚える貴方に!」という帯の言葉に「はい!私です」とひそかに手を挙げてちょっと構えて読みました。やっぱり少し不思議な世界だわ、川上さんの世界。でも今回の作品は間違いなくコメディです。おかしいわ〜 まじめに言っていても笑えるのです。でもすごく参考になりました。人との関わり合い方について。私も「これでよろしくて? 同好会」ぜひ入会したいです!

  • 家族になれない嫁。当事者にならない夫。心当たりありありのあり。それでも今を続ける、そしてそれはとてつもなく体力のいる事なのだよなー。

  • ちょっと読んだ人少ないじゃん!めっちゃ面白かった。思わず吹き出しちゃうとこも。この作者の本で一番面白かった。って何冊も読んでないけど。何かの本の後ろのとこで紹介されてたもの。これでよろしくて?同好会はすごくいい。参加してみたい。こういう友達というか、どういうつながりかよく分からない、でもしっくりなじむ会、というのは素晴らしいと思う。ほんと土井母はどうして菜月を誘ったんだろう。しかし夫婦は大変だと思う。知らない人とも家族にならなきゃいけないんだから。やっぱ結婚しなくて良かったと思う。

  • いい、この世界観大好き。
    30代の女性にお勧めです。

著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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