カップヌードルをぶっつぶせ! - 創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀
- 中央公論新社 (2009年10月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120040658
感想・レビュー・書評
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鍛えられ次に向けては鍛えて面白く宣伝、社会のために」
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日清食品の二代目社長が書いた本。
カリスマ創業者が作り上げた偉大な会社を、二代目が継いだときの苦労話を、現役の社長(CEO)が赤裸々に書いているところが珍しく興味深い。
二代目のやることなすことにケチをつけたがる創業者(安藤百福)の姿は人間らしくていいが、自分は「バランス感覚の強い常識人」と自覚して、あえて「守成」の経営に徹する二代目も潔い。
創業者が忌み嫌うマーケティング理論を導入して着実に成果を挙げつつも、創業者が持っていた動物的な勘や執念にはかなわないと認識し、あえて「変人」を登用したりしている。
ちなみにタイトルは、チキンラーメンやカップヌードルに依存する「甘えの体質」だった日清食品を変えたい一心で、社長就任時に社内へ放った言葉であるという。
添付のDVDには、著者のインタビューとカップヌードルのCMが収められている。 -
とても読みやすく面白い
読むと日清のラーメンが食べたくなること必死
・脳にはにおいとか味を判断するのに
生物学的な判断:身体に毒か益か
社会的な判断:集団として生き延びる目的
文化的な判断:身体にいいといわれるとまずい→おいしい
連合野:13才までにできあがる/メンタルモデル→ブランドロイヤリティ
と3つのレベルがある
無人島研修:食の原点にもどる(お腹が極限まですくとは)
「食が満たされなければ、文化も芸術もない」
あやしいオヤジをただしいオヤジへ