教室の亡霊

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040948

感想・レビュー・書評

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  • さすがの浅見光彦。読みやすいし、斬り込んでくるなと思いました。

  • 浅見光彦物としては、内容はかなり地味だと思う。著者は社会への憤りをテーマにすることが多いが、本書では教育界の腐敗に対する批判をかなり全面に押し出している。だが、その分、ミステリーとしてはやや中途半端で物足りないように感じた。

  • デビュー30周年記念連続刊行一冊目だったらしい。浅見シリーズ。教育問題に係わる光彦。教育者も保護者もどんどん変な人が増えると、子供達に悪影響だよね。その辺はともかく、今回はヒロイン?が微妙な感じ。

  • 2月-9。3.5点。
    教育界の闇。群馬県を舞台にした、教師たちの事件。
    こういうネタ、この作家は好きだね。あっという間に読めた。
    リズムが良い。

  • 浅見ファンとしては、今イチ。買ったのではなく、図書館で借りたから、あまり文句を云えた義理ではないが。内田さんは、ミステリーとともに、紀行記的な楽しみがあったのに、それも手抜きしてるし。内田作品のおかげで、初めて会った人の出身地を聞いた時、「ああ××で有名なところですねえ」などと、知ったかぶりをできるようになったのだが。

  • 社会派、内田先生の今回のテーマは教育問題。地方の有力者、30年前の怨恨、いちまい絡むヤクザ、切ない思いに悩む若い女性などなど、新しいと感じるところはまた特には無かったです。

  • 深夜の中学校の教室で、かつて教鞭を執っていた男が殺された。黒板の前に横たわる被害者のポケットには、新人女性教師の写真が…。浅見家の「落ちこぼれ」光彦が、教育界の闇に迫る!
    ずいぶん久しぶりに浅見光彦モノを読んだ。教員採用に関する不正やモンスターペアレンツなど実際に教育界が抱える問題を扱っているものの突っ込みが甘く、ミステリーとしては底が浅かった。
    (C)

  • 教育界の問題の表面上の部分だけクローズアップされて終わってしまった感じ。犯人もすぐわかってしまってちょっと残念だった。

  • モンスターペアレント、教職員採用疑惑など、教職員にまつわる今どきの話題を提供されています。
    問題の子どもたちというのは、ごく一部ですし、浅見光彦の甥の成長など輝かしいものもあります。

著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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